FEATURE ARTICLES 11 「コンセントの未来デザイン。」

CHAPTER 02 目標やスローガンにある背景


通洋
コンセプトのロゴは斜体になっていて、前方向に傾斜している、つまり「前掛かって」いますよね。エネルギーをもっていることがすごく感じられて、「安定感じゃないよ」というところをすでに体現しているなと。
コンセントの強みとして、これだけの数のデザイナーがいるというのは大きいチャンスだと思っているんです。どこかに重心をずらすということを全員がやったら、動きの量って半端ない。そこを「自分ごと」として捉えていくためには、あとは「行くんだよ」と言ってあげられればいいのかなと。「挑戦しよう」という言葉にはそういう意味を込めています。
人それぞれ挑戦できることはあるはずなので、絶対にやった方がいいことだと思ってるんです。

青木
バーンとジャンプできる人もいれば、ちょっとずつ挑戦していくという人もいるよね。そこに関しては?

通洋
もちろん、人それぞれがあっていいと思っています。ベクトルの向いている方向も違えば、温度感も違うはずですし。ただやっぱりデザイナーも「環境の生き物」だと思っているので。

青木
「環境の生き物」?

通洋
機会をもらえたり、周りから影響を受けたりなど、置かれている環境によって自分が成り立っている生き物だなと。誰か1人、重心をずらそうという意識さえあれば、それを見ている人が助けられるかもしれない。仮に人の助けを借りずにやったとしても、1歩のはずが3歩までいけたというのが、会社全体としてできることかなと思っていて。
そういった意味で、とにかく「挑戦する」という意識をもつことさえできればと思って、スローガンを「全員挑戦する」にしたんです。

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