FEATURE ARTICLES 13 「ミッションとあらためて向き合う。」

THE EDITOR'S NOTE


うちのミッションってほわんとしてて具体的につかみづらい。40周年に便乗(?)して編集部特権でそんな自分の疑問に答えを見つけたい。そんな思いも抱えつつ、インタビューに臨みました。

「最終顧客が主役」「顧客自身がアウトプット」「日常生活の中にこそ価値がある」「アウトプットとは過去の知識や体験から表れ出る行動」「解釈には多様性があっていい」「一緒につくっていくもの」「周囲を巻き込む」…。
取材を進める中で籔内さんから発される言葉の数々を聞くうちに、どんどん雲が晴れていくような感じ。取材が終わったときには、ミッションへの理解が深まっただけではなく、あらためて共感しました。

蓄積してアウトプットして共有して、「嬉しい」「楽しい」と思えるルートを一緒につくる。最終顧客や一緒にやる人自身がそのルートづくり=プロセスを獲得できるように。
それを考え実現していくのが私たちのミッション。
手前味噌だけどいいミッション。取材直後の率直な感想です。
(岩楯ユカ)

普通の人が、必要な手段を獲得し、普通のことを自ら発信することには価値がある。そう感じたインタビューでした。

内容が決して大発明ではなくとも、発信することでその人自身が豊かさを感じ、発信した後のプロセスのなかで、自身が学び、静かに新しい何かが生まれ、次の活動につながって誰かを豊かにする可能性を秘めている。そこに寄り添い続けることを許容してくれるAZグループのミッション。

即効性のある何かの追求ではなく、体質改善のように土壌を作っていくところが私たちらしく、ある意味それ自体が私たち社員にとっての豊かさなのかもしれません。

「この目標に向かってがむしゃらにやれ!」ではなく、緩やかなミッションだけを共有し、その解釈や道筋のつけ方は一人ひとりが自由でいい。一見、バクっとしすぎているように見えるミッションも、実は、思考停止に陥らない装置として機能していたんですね。
(河内尚子)

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