FEATURE ARTICLES 13 「ミッションとあらためて向き合う。」

時間軸・空間軸を取っ払った「学び」を。


岩楯
最近では、コンセントの取締役でもあるフィルムアート社編集長の津田広志さんによる、愛知大学での「編集デザイン」講義や、青山学院大学苅宿俊文研究室とAZグループとの共同研究による「学習コミュニティデザイン特論」科目のプログラム(※5)がありますね。

籔内社長
そうですね。でも、対象としているのは学校だけじゃないんです。企業や商店街など、人が集まって未来をつくろうとしているところには、アウトプットまで含めた一連のプロセスを提供できると考えています。
学ぶ時期が20年間、働く時期が40年間という時間軸で分断されていなくて、「学び」は一生あるものだと思うんですよね。たとえば会社にも。

河内
生きていればずっと「学び」に触れるというわけですね。

籔内社長
たとえば、フィンランドでは52%が仕事に就いた後にまた学校に通うというデータがあるんですけど。52%ってすごい割合ですよね。
いったん社会に出て気づいたことを前提に、また学校へ行くと学び方が変わってくるし、獲得できるものも変わってくると思うんです。それが産業競争力につながってい

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