FEATURE ARTICLES 15 「コンセントが取り組むEIA」


か」みたいな見えない部分も情報を整理すれば出てくる。

宮内
そうですね。条件とかそういうものも全て「情報」です。調査をしたりして、見えていないものをどんどん可視化していって、情報間の関係性を考えながら課題の本質を突き詰める。

坂田
突き詰めて意味性や目的を問う。意味を与えて情報として活用する。よく聞く話ですがデータはまだ情報ではなくて、データに意味があるから情報になる、ということです。それ以上話すと、IAとは何ぞやってことになって長くなるから今は踏み込まず(笑)。

岩楯
(笑)。見えていなかったり気づいていなかったり、一見「この情報は別に大したものではない」と思っているものでも実は大事な情報だったりするわけですね。
ところで、情報が資産になるためには何が必要ですか?

坂田
意味と価値を与えてあげることです。
なんで必要なのかという価値をきちんと見える化する。調査をして、「こういった人に対して、これにはこういう価値があるから有効活用していきましょう」と。逆に、提供者側では必要だと思っていてもユーザー側にしてみたら価値がなかった、という可能性もあるんですよね。そういったときは「なんのためか」「誰が見るのか」ということを考えて、再設計したり再構成したりしますけど。

岩楯
だからコミュニケーションを円滑にするためには情報設計が必要ということですね。

山中・坂田・宮内
そうです。

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