FEATURE ARTICLES 15 「コンセントが取り組むEIA」

理論構築を共有して企業自身が運営できるようにする


坂田
あと、たとえば店舗のご担当者など企業の方への啓蒙もわれわれの仕事だと思っています。なぜガイドラインが存在していて、なぜEIAという考え方が必要なのかを理解していただかないと、その後も同じような問題がまた起きてしまう。そうならないためにはインプットをしていく必要があるんです。われわれのチャレンジでもあるんですけどね。

山中
そうですね。われわれがずっとフォローし続けるのではなくて、将来的にはその企業の中で同じ方向を向いて運用できるようにわれわれが支援する、というのが大切ですね。

坂田
日々のお客さまとのコミュニケーションの中でも、「こういう考え方のもと設計しています」といったことは、やはり透明性をもって共有しているんですよね。そうすることで、勘所をつかんでいただけると思うので。モナさんが話していたように、「ガイドラインをつくるってそもそもどういうこと?」ということについても、「こういう観点で体系立てているんですよ」とか、「こういうふうに見つけやすさを検討するべきなんですよ」と説明すると、理解、納得していただけます。EIAの話は理論構築に近いんですよね。

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