FEATURE ARTICLES 14 デザイナーが感じるサービスデザインの今


星
僕らは大崎くんが言うエモーショナルな価値を伝える努力をしていて、そこにはエディトリアルデザインで培った力が活きるので紙で伝えることももちろんやるべきなんですが、共有するため、伝えるための手段と考えたときに、別に紙である必要はないんですよね。
今、僕らに足りないのは、紙以外での手段の幅。今後はもっと自由に、もっと幅広くやれるようにならないといけないと思うんです。「伝えるもの=プレゼンシートのような紙」と自動変換してしまっている部分もあると思うんですが、エモーショナルなものを伝える最善の「何か」は紙でないことも多い。たとえばムービーも一つの手段として選択肢には当然ある。何が最大の効果を生み出してうまく伝えられるのかということをフレキシブルに考えていくことでお客さまの組織内での価値も上がって、サービスデザインを実践することの価値も浸透する、というところを今後目指していきたいです。

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