FEATURE ARTICLES 14 デザイナーが感じるサービスデザインの今


らプロトタイピングをしようとなるだろうし、日本だと、自分の上司を社内で立てなければいけないから、その上司がさらに上の上司を説得するためのツールをいかに準備できるかということに時間が割かれたりするのかなと。
要は、日本でサービスデザインという文脈で社内コミュニケーションが重視されるのは、文化的な背景も結構あるのかなと感じたのね。

大崎
そうですね。グローバル展開しているお客様のお話を聞いたときもそう思いました。
やはり文化の違いがあって、海外に比べて日本の方が承認フローが複雑だったり、上司に対して伝えるためだけの資料をつくることがすごくあるようです。それに海外の企業の場合、プロジェクトチームを少数で組んでいて、メンバーが同じ空間にいることでプロジェクトがスムーズに進むけれども、日本ではメンバーが部署ごとに遠く離れていることが多い。そういった組織上の課題の解決策を我々が示すこともあります。

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