2014/12/04 11:08
デザイナーの横山詩歩です。
10月29日にデザインの祭典 Tokyo Designers Week で行われた PechaKucha Night にて、コンセントがドームプロジェクションで参加した模様をレポートします。渡邊徹さん率いる「渡邊課」の活動の一環です。
そもそもなぜコンセントが PechaKucha Night(以下PK)に参加することになったのかと言うと、Tokyo Designers Week(以下TDW)を主催しているNPOのDesign Association(以下DA)の津江さんと渡邊さんと私とで全天球の話をしていたときに、「全天球の動画を撮影しているなら、TDWのドームで投影しようよ」と言ってくださったのがきっかけです。
「ドームがプロジェクションに使える時間としてあり得るとしたらPKのとき」と言われたので、早速、PKで働くJohnnyさんに連絡。「おもしろそう! やろう!」と快諾していただき、実現しました。
津江さんからプロジェクションのアイデアが出たのはTDWの2週間半前。限られた時間ながら、イベントスポンサーなど関係者への確認、徹さんによる新規映像の撮影、実際のドームでのテストプロジェクション(ドームのテクニカルな部分は Prism さんに大変お世話になりました)がスムーズに行われました。DAさん、PKさんともにかなりお忙しい時期にもかかわらず、「おもしろい」と言ってくださったおふたりを中心とした関係者各位の実行力で実現したイベントでした。感謝!
今まで渡邊課で撮影した全天球の映像は、Oculus やハコスコなど、ヘッドマウントディスプレイでの体験を主としていたのですが、実際の空間(しかもかなりの大きさのハコ)で体験するのは開放感がありとても気持ちよかったです。
プロジェクションは、イベントの前半と後半の間のビール休憩中に行いました。「渋谷の景色」「会場パーティー越しの東京の夜景」「恵比寿の景色」のショートクリップ3本立てで投影しました。ビール休憩中ということで、夜っぽい雰囲気とみんなのおしゃべりを邪魔しすぎないことを意識しました。
最初に渋谷の映像が流れた時、ちょっとしたどよめきが起きて、ドーム投影の写真を撮っているお客さんもいたのが嬉しかったです。
PechaKuchaは、20枚のスライドを1枚あたり20秒使ってプレゼンテーションを行う形式のことで、世界中で親しまれています。 今回は、月に1回行われているPechaKucha Night Tokyoというイベントの出張拡大版としてTDWで催されました。スピーカーの約半数が英語でプレゼンを行うなど国際色も豊かで、かつ、鳥人間コンテスト参加者からロボット レストランのダンサー、ブラジル大使までいるというバラエティ豊かな内容に、参加したコンセントメンバー一同、満喫しました。
PechaKucha Night自体がクリエイターの集うイベントですが、今回はさらにTDWでの開催ということもあって多くのデザイン関係者が集い、私たちの友人も数多く観客として参加していました。プレゼンを観る場としても、ソーシャルな場としてもとても楽しいイベントでした。
ドーム投影、すごくかっこよかったので、また是非こういったプロジェクトに関わりたいです! 他にはどんなものを投影できるか、わくわくしますね。
人とのご縁にて実現できた企画でした。みなさま、あらためてありがとうございました!
写真クレジット:Michael Holmes
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