yuka iwadate
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yuka iwadate

こんにちは。広報担当の岩楯です。
コンセントのディレクターの山道くんが登壇した、10月22日開催のデジタルハリウッドSTUDIOさんでのイベントに同行してきました。
当日の内容をレポートします!

イベントのゴール

デジタルハリウッドSTUDIOさんは、Webとネット動画について学べるラーニングスタジオです。今回のイベントは、その本校のデジタルハリウッドSTUDIO渋谷で開催されました。

デジタルハリウッドSTUDIO渋谷

2017年4月に渋谷にオープンしたばかりの複合施設「SHIBUYA CAST.」内にあるデジタルハリウッドSTUDIO渋谷。スタジオのようなクール感もありつつ、ウッディーで緑も感じられ、リラックスして学べそうなスペースでした。

このイベントは「業界未経験者必見!現役クリエイターが語るWeb業界“あるある”」というタイトルの通り、「業界未経験者の方」を対象に企画されたものです。

デジタルハリウッドSTUDIOさんには、現在は異なる業界で仕事をしながら、WebデザイナーやWebディレクターになることを目指して学んでいらっしゃる方も多いそう。異業界への転職って、私も経験があるのですが、必要な知識や技術を勉強したり業界をリサーチしたりしながらも「実際にはどんな仕事をどうやって進めているんだろう?」とか、「本当に自分がやりたいことなのかな?」とか、疑問や悩みはつきものだと思います。

そういった疑問や悩みを解決するヒントをつかんでいただいて少しでもバックアップできればと、
「Web業界における自分の方向性や必要なスキルを理解し、ステップアップの土台をつくってもらうこと」
をイベントのゴールに設定しました。

デジタルハリウッドSTUDIO渋谷イベント

会社の特徴を知る。自分が達成したいことを考える

新卒のときも、転職をするときも、会社選びは大切ですよね。
山道くんの講演では、会社選びの際には、

  • どんな仕事をしているか(=何をつくっているのか)
  • 特徴や強みはどこか

を知り、「自分のキャリアやスキルと合わせて判断すること」がポイントだとお話ししました。

コンセントの特徴として、プロジェクトの前提を把握し、“デザインで企業の課題を解決”すること、 “デザイン”を見た目の話だけではないと捉えていること、「ユーザー」「コンテキスト」「コンテンツ」から解となるデザインを導き出していること等をご紹介しましたが、会社によってその特徴は異なります。デザインを得意としていたり、アプリ開発や技術を得意としていたり。そうしたそれぞれの会社が目指す方向性を知り、「Webデザインやディレクションをやりたいと思っている自分は、Webをつくることを通して何を達成したいのか、キャリアを考えよう」ということを、メッセージとして参加者の方に伝えました。

デジタルハリウッドSTUDIO渋谷イベント

好反響だった体制とスキルアップ例の紹介

掘り下げた質問をいただいたり、イベント終了後のアンケートで「わかりやすかった/参考になった」といった感想が多かったりしたのが、一例として紹介したプロジェクトの体制図やそれぞれの職種がもつスキル、さらに山道くん自身を例に挙げたスキルアップのお話でした。

デジタルハリウッドSTUDIO渋谷イベント

規模や会社によりますが、コンセントの場合、Webプロジェクトは、デザイナーやディレクターのほか、フロントエンドテクノロジストやプログラマー、テクニカルディレクター、インフォメーションアーキテクト、アートディレクター、プロジェクトマネージャーなどさまざまな職種のメンバーで1つのチームを構成し、進めていきます。

それぞれなりたい職種に必要なスキルを身につけることはもちろんですが、「一緒にプロジェクトを行うメンバーのスキルを理解し合いコミュニケーションをとっていくことが必要」、とご紹介。さらに、「フロントエンドテクノロジスト」→「テクニカルディレクター」→「プロジェクトマネージャー」という自身の例をとりながらスキルアップについての話を。

それぞれ専門的な知見から意見を出し合えば、なかには自分と異なる意見も当然ありますよね(仕事に限らず)。そうしたときに、ほかの職種に対しても広く興味をもって理解をしておくことで、意見が異なるという状況ではなく、その背景はなにかを知り本質的な議論につながったり、自分1人だけでは思いつかなかったアイデアにつながったり、さらには自分のキャリアについての興味も広がったり深まったりするのだと、山道くんの話を聞きながらあらためて思いました。

デジタルハリウッドSTUDIO渋谷イベント

『あるあるWebマーケ』の著者が語る、仕事の“あるある”

最後に、仕事での「やりがい(楽しいところでもある)」と「つらいところ(大変なところでもある)」をご紹介しました。

これはコンセントのメンバーに共通するベースの価値観ですが、「本質的な課題はなにか」と「それをどう解決するのか」をとことん追求することがあります。山道くんはそれを「やりがい」の1つとして紹介。また、企業等の組織と直接の取引が多いため、「クライアントと対面で検討し協力して進めること」や「1つのクライアントに対して、かなり長く付き合いを共に歩めること」、さまざまな業界の企業の方と一緒にお仕事ができるので、「特定の業界にとどまらず、いろいろな分野を見て回れること」を挙げていました。

私も、コンセントの広報担当になる前は、プロジェクトマネージャーやコンテンツディレクターとして、さまざまな企業の方とのプロジェクトを担当していたので、お客様の業界を調べたり、ときには展示会にもお邪魔させていただいたりしながら、課題やゴールを共有し、一緒に解決を目指して進んでいくのがやりがいだったなと思い出しました。

徹底的に踏み込んでいくコンセントだからこその大変なところもお話ししながら、それでも

  • 想像以上にいろいろな人との接点ができること
  • (企業にとっての)課題をクリアしたときの達成感
  • 世の中に“つくったもの”が認知されるということの喜び

を伝え、「さまざまな人と一緒にやっていくことが好きなら、Web業界は合っているしどんどん成長できると思う」という言葉で締めくくりました。

デジタルハリウッドSTUDIO渋谷イベント

参加いただいた方からいただいた感想を一部ご紹介します。

「いろんな職種(のこと)を聞けてよかったです」
「実際の制作会社のしくみであったり、やりがいや大変さを聞いて、今後の自分の転職についてイメージしやすくなった」
「本講座をふまえて、自分がなりたい姿と転職先との相性を検討したいと思った」

(アンケート回答からの抜粋)

開催当日の10月22日は、何十年に一度という大型台風の接近で朝から大雨。それにもかかわらず、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました! 「なりたい自分」に近づけますように。

講演終了後、イベントを企画してくださったデジタルハリウッドSTUDIOの古田さんから、山道くんの著書『「あるある」で学ぶ 右肩上がりのWebマーケティング(できるビジネス)』を「POPとともに置きたいのでぜひメッセージを」と嬉しいお申し出が! これは著者に書いてもらわねば!と山道くんに「書いて!」とオーダー(笑)。照れながらも「なんて書こう?」と真面目に考えて書いてくれました。ありがとう。ぜひデジタルハリウッドSTUDIO渋谷にお越しの際は見てくださいね!

デジタルハリウッドSTUDIO渋谷イベント

デジタルハリウッドSTUDIOの古田さん(写真:真ん中)、斉木さん(写真:右)、ありがとうございました!!
デジタルハリウッドSTUDIO渋谷イベント

また2017年11月16日にデジタルハリウッドSTUDIO渋谷で開講される『チームでもっと活躍できるデザイナーになるには?Webデザイナーのためのディレクション』講座の講師を山道くんが務めます。デジタルハリウッド受講生・卒業生の方のご参加をお待ちしています!
デジタルハリウッドSTUDIOの講座に山道正明が登壇|コンセントサイト