Fumitoshi Nakano
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Fumitoshi Nakano

新年あけましておめでとうございます。

コンセントのクリエイティブ・ディレクターの中野文俊です。
グループ会社のフラワーショップ「kusakanmuri」の取締役も兼任しています。

グループ内に中野という名前の者は一人しかいないので、通称は「ナカノサン」です。ごく普通です。

普段は雑誌や広報誌やカタログ制作などの、主に印刷物でビジュアルを重視した様々なメディアをディレクションしています。
常日頃から企画・編集・撮影の制作上流工程から最終的なデザイン~印刷までの下流工程までを見渡しながらの仕事です。

それと、フラワーショップ「kusakanmuri」では、店舗サインや販促ツールの制作や商品撮影までしていて、役員なのに「中野工務店」と呼ばれています。ま、小規模な会社なので一人何役もこなさないとなんです。

そんな仕事をしていると、どうしても「上流工程」での品質をよくすることが、下流工程にストレスを与えず「良い仕事」になることを感じます。

築地や農家から新鮮な食材を買い付ける料理人と同じ姿勢ですね。
素材がよければあまり手数を加えなくても美味しい料理になりますしね。

とくにここ数年、SNSでも写真アプリが活発になって、世界的に写真が♡で評価されている現実をみると、ビジュアルコミュニケーションの大切さをあらためて感じる今日このごろです。
世界には言語が数千ほどあるそうですが、ビジュアルなら一つで解り合えますものね。
ヒョウ柄ヤンキー風の、ビジュアルにインパクトのある芸人が世界の人気者になる時代です。

というわけで、いきなりですが昨年末に、
コンセント自社スタジオをオープンしました。



じゃーん!
その名も「CONCENT Atelier」(コンセント アトリエ)

昨年5月ごろから言い出しっぺの僕が収支計画をして、会社がある恵比寿近辺で賃貸物件を探し始めたのがセミの鳴き始める頃。
スタジオにするなら天井が高いスケルトン仕様の事務所物件が狙いでした。

恵比寿は暮したい街No.1という調査結果もあり、今すごい人気なのでこういったデザイナーズリノベのスケルトン仕様はなかなか出ないという奇跡的な物件。
2~3ヶ月ぐらい日々物件検索サイトとにらめっこして、ようやく枯れ葉が舞う頃に出会えました。

JR恵比寿駅からも歩いて5~6分と駅チカで、内装もシンプルに白壁なのでそのままスタジオとして使えそうで、実際に改装費用はそんなにかかりませんでした。
広さは2LDK/50平米弱と、スタジオとしてはすこし狭いけど家賃予算内だしブツ撮りには支障なし。頑張れば人物撮影も出来ます。
そんなこんなでようやく物件が決まったところで、スタジオ運営する有志メンバーを社内で募り「スタジオ部」も設立。

呼び名は「コンセント スタジオ」でも良かったのですが、恵比寿オシャレエリア的にはスタジオよりアトリエかなと。
髭ヅラロン毛の強面カメラマンたちが巣食う「スタジオ」の感じよりは、パリのアパルトマンで創作に励むアーティストが集う「アトリエ」といったイメージ。

あ、もちろん、言葉のあやであって、髭ヅラロン毛のカメラマンさんに敵意はないですよ。

恵比寿駅からアトリエまで

まずはアトリエまでの道のりを紹介。


まずはJR恵比寿駅西口を出たら右手の交差点角の築地銀だこを目指します。
メトロ日比谷線2番出入口の目の前。
いい匂いが小腹を刺激します。


すぐそばに恵比寿一番会商店街の謎の花オブジェ付き街頭を見つつ商店街を進みます。オブジェはアヤメかショウブかカキツバタ?


いきなり、左手にいきなりステーキが現れます。
ガーリックの香りが食欲をそそります。
さすがグルメの街、恵比寿。


しばらく進むと恵比寿のスーパーと言えばここ、ピーコックストア。
もちろんワオンポイント貯まります。
2階がDAISOなのでなにかと便利。


商店街出口の恵比寿西の五叉路です。
またアヤメ(?)の街頭が現れます。


交差点向こうの角の丸いビルの1階は愛媛県松山で創業140年を迎える山田屋まんじゅう東京店。都内ではここだけ。ひとくちサイズのおいしいまんじゅう屋さんです。

駅前からたこ焼き、ステーキ、まんじゅうと、食欲が刺激されます。
ここまで約5分ほど。
信号を渡って右に行きます。あともうすぐです。


すぐの路地入口に連なる青い自動販売機が目印。ここを左に入ります。
この真ん中の青い自販機、電柱が邪魔で絶対売上少ないはず。


少し歩くとアトリエがあるミツワマンションの入口。
なにやら高級賃貸マンションの趣です。


入口からすぐにエレベーターがあるので赤帽さんの搬入搬出もバッチリ。


アトリエがある5階。
高級そうなマンション入口とは少しギャップがありやや昭和感。


はいすみません、表札は間に合ってません。

アトリエ探訪

ドアを開けるとすぐアトリエ1です。ドアの奥はアトリエ2。
5階で窓は南向きなので、日中はけっこう陽が入って自然光を活かした撮影ができます。


床はモルタル仕上で、多少汚れても掃除がラクです。

壁はもとから白いマットな仕上げでシンプルな内装。
オーナーさんありがとう!
暗幕もつけたので、日中にストロボ撮影も可能。
ちなみにストロボは常備してません。(活用する腕がありません…)
そこらへんはプロカメラマンに託します。


窓側方向からキッチンを見たところ。
元は洗濯機置場でもあったけど改修して全部キッチンにしました。
部屋に合わせて備品はモノトーン&ナチュラルウッドのカラーで統一。


キッチンにある1400WのIHコンロ。
契約が40Aなので電子レンジとの併用はブレーカー注意。
簡単な調理はできます。炎の料理人は無理です。
包丁はムダに5種類あります。
ガスは安全のためベランダにある給湯器だけ使用。


キッチンは狭いので、使いやすくする棚を設計事務所のFARO DESIGNさんにお願いして新たに設置!
そのほかの備品は、スタジオ部の有志がイケアなどあちこちから購入しました。


ここは奥のアトリエ2。アトリエ1より狭い部屋ですが、
東南に窓があるのでいちばん明るい部屋です。
入って正面東側窓の外はJRの線路なので光を遮る建物などがなく、
冬でも午前中から14時頃までは陽がさします。

間取りはこんなです。↓

北東の部屋はグループ会社の(株)草冠のオフィスになります。
なかよく同居。

カッコいいプロ用の備品たち

懇意のカメラマンさんたちの助言をもらいつつ、撮影に必須と思われる備品たちを揃えていったので一部を紹介。


スタジオにおなじみの箱馬。
既製品もあるけど値段が高いので、舞台セットなどを作っているところにオーダーしました。これがあるとなぜかスタジオっぽくなる必須アイテム。


わかるひとにはわかるマンフロットのオートポールと、ダブルスーパークランプ。なんだかプロレス技みたいな名前です。
「おおっと、ダブルスーパークランプ~!!」と意味なく叫びたくなります。
要は突っ張り棒とフックです。


この長い箱は背景用のバックペーパー。
隣の紙管は、バックペーパーを使う際のアルミ製のポールが入ってます。
これをさっきの「ダブルスーパークランプ」に渡して使います。
うしろには各種天板とカポック(光を加減するスチロール板)たち。
左の黒い物体は各5kgのウェイト(重し)。三脚やライトスタンドなどが倒れないようにする重しです。
ウェイトの中身は、ふつう鉛の粒を使うのですが、なんか環境とか人体に良くなさそうなので、パチンコ玉で代用。
1,000粒2,000円ほどでAmazonで売ってます。


そして、撮影界のヒーロー、AVENGERブランドのセンチュリースタンド。
ザ・アベンジャーズ!
ライトコントロールに必須なMade in Italyです。


天板の脚にする折りたたみ式のウッドスタンドと脚立。
クールなスタジオの中でもココロが和らぐように、あえて木の素材のものを選びました。


撮影中はBluetoothスピーカーでスマホリンクしてお気に入りの音楽も聴けます。


ホームエレクターで自作した撮影用ワゴン。
モニターや交換レンズなどを置けるように工夫しました。
調理時の補助台としても。
個人的にも使いやすくてお気に入り。


これは脚立界の男前、Hailoの脚立。
俯瞰写真などに使います。
脚立なのになんだか絵になる。
さすがMade in Germany


元クローゼットの中は撮影用に塗った天板たちやアイロン台など収納。
アイロン台って、立てると愛嬌あるね。


その右側の収納には工具箱やバックペーパー、いままで撮影で使った布類などを用意。


こんな天板や、


こんなタイル天板もあります。
タイル天板は撮影に使うので自作しました。
アトリエではいろんな工作もできるのだ。


撮影風景はこんな感じです。
直射日光を遮るカーテンでやわらかい光にしつつ平板な写真にならないようにがんばってます。


これはプレゼン用に僕が撮影した写真。
プロじゃない僕が撮影してもこのぐらいは撮れるんです!

また、社内では撮影以外にもいろいろ活用されています。


夜はこんな感じでパーティーや社内イベントスペースとしても利用してます。
昨年末には得意先との忘年会も開催しました。

以上、こんな「コンセント アトリエ」ですが、すでに昨年12月は7割近い稼働率。(宴会含むw)

レンタルスタジオだと最低使用時間が決まっていたり、タクシーメーターのように料金を気にしながらで制約が多いのですが、すこし気持ちに余裕を持って撮影に臨めます。

もちろん、本来目指すは「質的な向上」です。
酉年の今年は、
コンセント アトリエで、
とりを持って、写真を撮り
仕事もたくさん取りましょう!

以上、自社スタジオの紹介でした。

※現在のところ当アトリエの一般貸出はしておりません。
当施設へのお問い合わせなどありましたら、コンセントのお問い合わせフォームにてご連絡ください。
https://www.concentinc.jp/contact/business/

yuka iwadate
Author:
yuka iwadate

2016年12月1日〜2日に東京タワー大展望台で開催された『「RICOH THETA 360°VR 映像展」-VRは「見る」から「撮る」へ-』
全天球映像作家「渡邊課」課長の徹くんがオープニングイベントで登壇するというので、広報同行してきました! 当日の様子をレポートします。

この「RICOH THETA 360°VR 映像展」は、9月26日〜10月26日に実施の「RICOH THETA VR映像コンテスト」で優秀賞に選ばれた全15作品をぜひ体験してほしいと企画されたもの。コンテストにはなんと世界中から300作品くらいの応募があったそうです。

徹くんが登壇したのは、映像展の開催に先立って初日に行われたプレス向けのオープニングイベント。もう一人のゲストの方とのトークセッションということで、どんなディスカッションがなされるんだろうかと期待を高めつつ東京タワーの大展望台へ。

「見る人にはバーチャルリアリティ(VR)だが、撮った人にとっては現実のもの」

この言葉は、イベント冒頭に、映像展の主催社であるリコーイメージング株式会社の代表取締役社長 赤羽昇氏から語られたものです。撮っている人にとっては確かに「仮想」ではなく現実に体験したものなんだなと、とても印象に残りました。

「THETAには大きく2つの特徴がある。1つは撮るときに構図が関係ないこと。どの部分を使うかは撮った後で考えられるのでとても便利。もう1つは、手軽におもしろさを味わえること。撮っている人の目には写っていないところまでTHETAの映像にはある。後ろが見えていたり、ゆがんでいたり。でもそれらは全て現実で見え方が違うだけ。目で見ている以外に『こんなふうにも見えているんだ』と楽しめる」。

2016年はVR元年と言われ、全天球映像という言葉を耳にすることも増えてきましたが、仕事を離れると私の周りではまだまだ「全天球映像って何?」という人も少なくありません。赤羽氏が話されたTHETAの特徴は、そんな人にも説明しやすいと思いました。

渡邊課 課長による、THETAのデモンストレーション

続いてTHETAのデモンストレーション。登場したのは……なんと徹くん! 一人パートがあるとは驚きー!!
集まった報道陣の方々を前に、THETAとiPhoneを連携することで誰でも簡単に全天球映像を撮影して楽しめることを、実際にその場で操作しスクリーンに映し出しながら説明していました。

 

澤穂希さんと全天球映像の魅力について語る

デモンストレーションに続いては、RICOH THETAで撮影された作品を見ながら全天球映像について理解を深めるトークセッションが行われました。徹くんはゲストの一人として再登場。そしてもう一人のゲストは、なんと元サッカー女子日本代表の澤穂希さん!

最初に、特別展示コーナーでも紹介されていた徹くん自身の撮影による全天球撮影作品を鑑賞。昨年生まれたばかりの徹くんのお子さまの初めての沐浴を映したもので、「身近な生活の記録」「(たくさん人がいても)おさまりやすい」「ファインダーを覗かずに写す」といったTHETAならではの特徴や楽しみ方が語られました。
1月9日に無事にご出産された(おめでとうございます!!)澤さんは、このイベント当日はご出産を直前にひかえられていた時期でふっくらとしたお腹を優しくさすり労わりながら「私も子どもを沐浴させるときに使いたいなと思いました。全部見えちゃうので楽しそう」とのご感想をおっしゃっていました。

続いてコンテスト入賞作品の中から「全天球登山部」「歩き始めた双子の逆襲」「パリ・オペラ座の回廊」の3作品と、最近、THETAを使い始められたという澤さんが女子会で撮影された全天球写真が紹介されました。
澤さんの写真は、たくさんの笑顔とともに美味しそうなお料理も写っていて手を伸ばしたら届きそうで、お昼時だったこともあり一気に空腹感が襲ってきました(笑)

「場所と自分も記録できる」
「(撮った人が実際に経験した)感動とリンクするような体験になる」
「子どもの成長過程と親が年齢を重ねていくのが一緒に記録できる」
「その場所にいた人すべてを記録できるので、後から見返したときの楽しさが一層深まる」

作品を解説する徹くんの言葉は、これまで50作品以上の全天球映像を撮ってきただけに説得力があって、「THETA、欲しい!」と思わずにはいられませんでした。

 

スポーツ×360度映像、子育て×360度映像

作品鑑賞&解説の後は、2つのテーマでディスカッション。それぞれのテーマについての澤さんと徹くんのコメントをご紹介します。

■1つ目のテーマ:「スポーツと360度映像」
− スポーツだとどんな撮影シーンがあるか?
徹くん「たとえばサッカーフィールドに立つことで審判との距離感が肌感覚でわかるなど、今まで体験したことがないことを体感できるところに使うポイントがあると思っています」

− THETAをサッカーの練習や試合の場所に持っていくとしたらどんなシーンを撮りたいか?
澤さん「なかなか見づらい自分の後ろも含めてフィールド全体を見ることができたり、観客の表情、相手チームや味方のポジショニングなどを見ることができたりして楽しそう」

■2つ目のテーマ:「子育てと360度映像」
− 今後、THETAでお子さんのどんな写真を撮りたいか?
徹くん「とにかくたくさん撮りたいです。ある地点に戻ってその現場の体験ができるのが(全天球映像の)ポイント。THETAの置かれた高さが体験する人の視点になるので、子どもの目線で撮れば実際に子どもが見ている風景を体感することができます。たとえば家の中ではどこが安全でどこが危ないかを子ども目線で確認することにも使えると思っています」

澤さん「渡邊さんがおっしゃったように、自分たちがふだんでは気づけない危ない場所がどこにあるのかということにも気づけますし、犬を飼っていれば犬目線でどんなふうに見えているのかも見たりできますよね。私もたくさん撮りたいという気持ちになりました」

そしてトークセッション最後には、映像展に向けての気持ちやイベントの感想が語られました。

徹くん「まずは見ていただくのが一番大事かなと思います。PCでは見たことがある人でもヘッドマウントディスプレイで体験することによって感じることがまた違ってくると思うので」

澤さん「THETAのいいところは360度で見られるところや臨場感を味わえるところ。持ち運びも便利なので、たくさんの方々にこの楽しさを感じてほしいと思います」

オープニングイベントの締めは、澤さん、徹くん、そして会場にいる全員でTHETAを使っての記念撮影。シャッターを切ってくださるのは澤さん! もちろん掛け声は「はい、THETA!」(笑)

「顔は自己責任でちゃんと映るように出してください」というのは、全天球映像を撮る際に必ず言うようにしているという徹くんからのアドバイス。

このときの記念写真はTHETAの公式Facebookページにアップされているのでぜひ見てくださいね(同行していた渡邊課の越後くんや私も写っていました 笑)。
RICOH THETAでの記念写真(THETA公式Facebookページ内)

 

短時間でいろんな体験ができる全天球映像

イベント終了後は、東京タワー大展望台の特設スペースで開催された「RICOH THETA 360°VR映像展」で、入賞作品全15点をビューワーで体験。絶景や豪華絢爛な回廊にうっとりしたり、可愛い双子ちゃんに襲われたり、ピザ釜の中に入ったり(笑)、作品ごとにいろいろな体験を楽しめました。

ご家族やお友だち同士、カップル、小さなお子さまや海外からの旅行者と思われる方々まで、私がいた30分ほどの間にもたくさんの方が備え付けのビューワーを使って全天球映像を体験し、「おー!」とか声を上げながら楽しんでいました。

そして、渡邊課の作品は特別展示作品として設置してくださっていました。

「RICOH THETA VR映像コンテスト」の全入賞作品はこちらのサイトで楽しむことができますのでぜひご覧くださいね。
THETA VR映像コンテスト結果発表

 

オープニングイベントでのお話を聞いたり、入賞作品を体験したりして感じたことは、全天球映像は今は特に音楽やゲームなどのエンターテインメント分野で注目されている気がするけれど、同時に、大切な思い出として残しておきたいふだんの生活を記録してシェアしたり見返したりして楽しむような、“ふだん使い”にもすごく適しているんだな、ということでした。

ちなみにこのオープニングイベントのために報道関係者に配布された資料の1つで、渡邊課がVR専門メディアの「Mogura VR」さんと共同開催したamuでのイベント「思い出を全天球で。親子で楽しむTHETA教室」も紹介してくださっていました! ありがたい〜!!

イベント中には、今後予定されているTHETAを使ったプロジェクトについてもちらっと徹くんから紹介がありました。こちらについてはご報告できるときにまた紹介したいと思いますのでお楽しみに。

 


【関連リンク】
●THETA公式サイト
https://theta360.com/ja/
●THETA VR映像コンテスト結果発表
https://theta360.com/ja/lp/vrcontest/result2.html
●【RICOH THETA 360°VR映像展】-VRは「見る」から「撮る」へ- について
https://theta360.com/ja/info/news/2016-11-25-2/index.html
●渡邊課(コンセント 全天球映像作家)|Tumblr
https://watanabe-ka.tumblr.com/
●渡邊課 Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/watanabe-ka

サストコ
Author:
サストコ

金 祜廷(Kim Hojung)

2016/11/29 15:02

ポジション:Designer
ニックネーム:ホジョン、ホジョンちゃん、ホジョンさん、金さん

普段の仕事:
ウェブデザイン、エディトリアルデザイン

出身地:韓国ソウル
出身校・学部・学位:
中央大学(韓国)美術学部写真学科卒業
多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業
多摩美術大学大学院美術研究科情報デザイン領域修士課程修了

趣味や好きなこと:
・写真撮影、カメラを集めること
・スタバのタンブラーを集めること
・カフェ巡り
・コンビニスイーツの新商品チェック
・ブラックコーヒー、スイーツ

得意なことや資格:
・バリスタ資格

略歴
金 祜廷|Kim Hojung
(株式会社コンセント デザイナー)

 

韓国ソウル生まれ。中央大学(韓国)写真学科・多摩美術大学情報デザイン学科を卒業後、 多摩美術大学大学院情報デザイン領域修士課程を修了。大学院では「見ること」や人の視覚・視線をテーマとして研究しながらiPadアプリケーションや電子書籍、写真作品などを制作。2015年度より、コンセントにデザイナーとして入社。

サストコ
Author:
サストコ


花王株式会社デジタルマーケティングセンター コミュニケーション技術室に所属する後藤亮様と田中剛様にインタビューをさせていただいた、9月30日公開の特集「ビジョンの実現に向かって〜花王AEM導入プロジェクト〜」。

AEM導入プロジェクトにおいて、パートナー会社としてコンセントを選んでいただいた理由をお聞きしてみたので、こちらでちらっとご紹介します。

後藤様と田中様のインタビュー記事本編はこちらから!
<ビジネス×デザイン Vol.3>「ビジョンの実現に向かって〜花王AEM導入プロジェクト〜」

お話をうかがった方:

後藤 亮 様(花王株式会社 デジタルマーケティングセンター コミュニケーション技術室 室長)


田中 剛 様(花王株式会社 デジタルマーケティングセンター コミュニケーション技術室 マネージャー)

 


— 今回のプロジェクトのパートナー会社としてコンセントを選んでくださった理由を教えてください。

田中 様 やっぱり情報アーキテクチャ(IA)やユーザー体験デザイン(UXデザイン)の知見がかなりあるからですね。
デジタルマーケティングもそうですけど、今回のAEM(Adobe Experience Manager)のようなツールの導入やユーザビリティとかを考えていくのに、IAやUXの考え方を理解している会社さんじゃないとなって。

「格好いいデザインができます」っていう会社さんはいっぱいいると思うんですよね。コンセントさんのデザイナーの人たちからも「もっとこういうデザインしたい」っていう意見は出てくるとは思ったんですけど、「このUXで、こういう考え方に基づいてやっているから、ここはそぎ取らないと駄目だよね」って言ったら、たぶん納得してやってくれると思ったんです。そういうのを理解していないと、「なんか花王さんがシンプルにしてくれって言ってるんだけど」って納得してもらえないんじゃないかなって。

今回はつくり方を含めてかなりドラスティックに変える話で、もしかしたら制作会社さんにとってはあまり嬉しくない発言もしなきゃいけないだろうなっていうのがあって。最初に「全体をこういう設計にしたい」と思ったときに、コンセントさんだったら長谷川さんを筆頭にそういうことをわかっている人がいるのでやってもらえるかなと。おだてるわけじゃないけど、実際頼んでみて正解だったとこは多々あります。今回のシステムの名前自体を「KANAI」※にしたぐらいですからね(笑)。
※「KANAI」…「Kao Adjustable Natural Authoring Interface」の略。花王のWebサイト制作のため、独自に開発されたパーツ類やテンプレート、デザインルールの総称。自動的にレスポンシブWebデザインで実装される。コンセントのプロジェクトメンバーの一人、家内信好の名字にかけている。

— ガイドラインに「KANAI」とあるのを拝見しました(笑)。

後藤 様 トレーニングのときに、参加者から質問で「“KANAI”なんですけど…」って言われて、会場にいたコンセントの家内さんがびくっとしてた(笑)。

田中 様 今回のプロジェクトの講演をやるかもしれないなと考えたときに、「システム名は○○です」ババーンって出したかったんですよね。それでみんなで名称を考えている中で「家内…、KANAI? いいじゃん」って(笑)。基礎設計のときに、家内さんも制作現場の視点からいろいろ意見してくれたんですよ。「デザイナーは“こうしたい”って言ってくるかもしれない」とか。で、俺が「いや、もっとドラスティックに変えたいから、そうならない方向にしたい」って今回のポリシーと変わらないように摺り合わせていって。

そのときも話したけど、Webサイトの成り立ちからして、最初はシンプルなインデックスページから、だんだんいろいろできるようになってきて、CSS(Cascading Style Sheetsの略。Webサイトのスタイルを指定するための言語)が出てきた後から雑誌のエディトリアルデザインのような「クールでタイポなデザイン」にいかに近づけるかっていう時代があって。その考えはそれまではもちろん合ってたんですよ。でも20年近く経ってスマホが出て、サイトもツールになって特性が変わってきているんで、設計を考え直さないといけないんじゃないかなと僕は思ってて。

PCサイトはつくらずに最初からスマホのサービスから始めた会社さんや欧米企業でうまくできてるWebサイトって、かなりシンプルになってきていますよね。IAで考えたら、周りのサイトがシンプルになっているのにうちのサイトだけ特殊っておかしいじゃないですか。

だからかなりの割り切りが必要で、「いや、そういうデザインはできません。だってモバイルファーストじゃないですよね」っていうことをわかってもらわなきゃいけない。それをやるにあたって言い方は悪いですけど、コンセントさんだったら都合がいいだろうなと思ったんです。
(終わり)

取材:2016年6月
聞き手:岩楯 ユカ河内 尚子

 


特集記事にご協力いただいた後藤様、田中様に心から感謝しています! 撮影にあたっては、サストコ編集部のヤンチャなwお願いにまでお応えくださったお二人。本編「ビジョンの実現に向かって〜花王AEM導入プロジェクト〜」には、実はちょっとしたしかけがあり、その「お願い」の内容がわかります。
ナゾは夜中の12時に解けるはず…!

 

 

yuka iwadate
Author:
yuka iwadate

恵比寿でランチにおすすめのお店を紹介する【Ebisu de ランチ】。
なんと…、vol.2でとまっていました。最終更新から2年半経っている始末…。ひどいですね。言い訳はいうまい。久しぶりにアップしてみます。

今回は、友人が教えてくれた、野菜たっぷりのランチがいただけるオープンな空間のカフェ・ダイニングです。

今回のお店
Thanks Nature 恵比寿・代官山
http://thanksnaturecafe.com/

 

《ジャンル》カフェ・ダイニング
《どんな気持ちのときに行く?》野菜をたっぷり摂りたいとき/健康的な食事をしたいとき/さっぱりしたものが食べたいとき

 


■おすすめポイント1:種類豊富なサラダランチ!

こちらのお店のオススメは、なんといっても39品目!!ものお野菜を中心とした素材が摂れるサラダ。お店の名前「Thanks Nature」のとおり、コンセプトが暮らしに自然を取り入れることで、「様々なものにカラダに優しい有機食材などを使用」したお料理をいただくことができます。

はじめ、「サラダのランチじゃすぐにお腹空いちゃいそう…」なんて思ったのですが、丼・パスタ・ピザをセットで選ぶことができるので全然大丈夫でしたw。ご飯好きの私は、15種類の雑穀酢ごはんが敷かれた丼を決まってオーダー。丼のごはんの量もわりと多めなので結構お腹がいっぱいになります。食の細い方や食事制限をしたい人は、もちろんサラダだけでもオーダー可能。ちなみにパスタやカレーランチもあるので、サラダ中心じゃないお食事を摂りたい人と一緒に行ってもOK。

サラダ自体も、「豚しゃぶ」「ハーブチキン」「小海老とアボカド」など数種類あるので選ぶのも楽しい。ドレッシングもそれぞれの具材ごとに異なるので、一緒に行った人とシェアするのもいろんな味が楽しめていいですよね。

野菜スープとドリンクがつくランチセットは1,000円〜1,100円ほど。ある日のスープはキノコと生姜の入ったものだったのですが、これがまた美味しい! スープ目当てでも行きたくなるぐらいでした。

あとおススメなのが、本日のスープとサラダのハーフ&ハーフのランチ。好きなサラダ・丼・パスタ・ピザと一緒にたっぷりのスープがいただけてサクサクのハーブパンも付いているので、さらに品数多いランチが楽しめます(下の写真は39品目サラダのハーフセット。この日のスープはコーン、香りも味も豊潤でした)。

 


■おすすめポイント2:健康別ハーブティ

ランチにつくドリンクも、
●オーガニックコーヒー
●ダージリンティー
●ライチティー
●7種類の健康別ハーブティー
から選べるのが嬉しいところ。

健康別ハーブティーは、「リフレッシュ」「リカバリー」「ハングオーバー」などそのときの気分や身体の状態に合わせて選べます。二日酔いではなかったのでw、この日は「リカバリー」に。写真では比較対象になるものが写っていないのでわかりにくいですが、ハーブティーのマグカップも結構大きいサイズです。

セットドリンクは「テイクアウトOK」になっています。時間がないときや、うっかりゆっくり食べちゃったっとき、オフィスに持ち帰って飲みたいときなどわりとあるので、何気に嬉しいサービス。

(そのサービスを知らずに、コーヒーをオーダーしたら、なにも言わなかったのにテイクアウト用のカップで提供してくれました。焦っているように見えたのかな…?)

 


「昨日、食べ過ぎた…」「筋トレ、さぼっちゃった (^^;; 」なんて日の翌日のランチは、罪悪感を拭いたいもの。オーガニック食材だし、野菜の品目も多くて飽きないし、雑穀ごはん&ハーブティーなら、そんな罪悪感たちも吹き飛びますw

罪悪感なんてなく、純粋に「美味しいお野菜が食べたい!」というときにももちろんおススメです!

お店Data
Thanks Nature 恵比寿・代官山
http://thanksnaturecafe.com/

 

住所:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-30-14 エコー代官山2階
アクセス:東急東横線「代官山駅」徒歩3分、JR・東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」徒歩5分、コンセントオフィスから徒歩12分
営業時間:LunchTime 11:30~15:30 DinnerTime 18:00~23:00
定休日:不定休
※お店のWebサイト(http://thanksnaturecafe.com/)掲載の情報より(2016/8/16日時点)

サストコ
Author:
サストコ

ポジション:Producer
ニックネーム:きんさん

普段の仕事:
WEBサイト・サービス構築運営プロデュース。

出身地:横浜市
出身校・学部・学位:
1973年横浜市生まれ。
玉川大学文学部芸術学科音楽専攻卒業。

職歴・経歴:
1996~2000年までレコード会社(ビクターエンタテインメント)販売促進部マーケティンググループにて全国のレコードショップに対しCDの販促活動業務を行う。
2000~2016年(現在に至る)まで4社を経験し、すべてWEB受託制作・開発業務に従事している。
グラフィックデザイナー → WEBディレクター → プロジェクトマネージャー → WEBプロデューサー

趣味や好きなこと:
沖縄好き。
映画好き。
音楽好き。
最近はサバゲー好き。

得意なことや資格:
人とのコミュニケーション。
特にお酒の席でのw

略歴
金井 清哲|Kiyotaka KANAI
(株式会社コンセント プロデューサー)

 

SIer・WEB制作・ECパッケージベンダーを経て、株式会社コンセントに入社。10,000ページを超える大規模コーポレートサイトのプロデュースや年商50億のECサイトリニューアル・運用保守のプロデュースなど、複数のサイト構築を経験。
コーポレート・ブランド・ECサイトとWEBデジタルマーケティング領域を含めた広域にわたるディレクション・プロデュースを経験。

yuka iwadate
Author:
yuka iwadate

浴衣で出社day 2016

2016/08/01 12:15


ボスのはせがわさんと、コンセントのグループ会社のkusakanmuri 社長の堀田さん、旅するパーソナルスタイリスト兼広報のなおちゃんとamuアプローチにて。

こんにちは。踊る広報担当の岩楯です。

梅雨も明けて今年も夏がやってきましたね。
なぜ冒頭の写真でみな浴衣を着ているのかといえば、もちろん! 毎年恒例のコンセントの「浴衣で出社day」だったから!

今年1回目の「浴衣で出社day」は、コンセントのある恵比寿の盆ダンス(恵比寿ではこう呼ばれていますw)開催に合わせて、7/29に実施されました〜!


コンセントやAZホールディングスも提灯出しています(このアングルから、どこにあるか場所を割り出してみてくださいw)

お客さまとの打ち合わせがあったり浴衣を持っていないという人もいたりで、人数は少なかったものの社長2名を含む数名が浴衣を着て参加! ボスはせがわさんはクライアント先での打ち合わせ後、amuで着替えてくださっての参加でした!


いつもスイーツを作って持ってきてくれる鵜野さんも、昨年に続き参加してくれました! さすがの着こなし。憧れます。あ、企画室トリオだw


サストコ編集長の青木さんは帽子をコーディネート。浴衣姿もやはりオシャレ番長であった! デザイナーの角田さん、浴衣お似合い! いつも参加してくれて嬉しい!


例年参加してくれているデザイナーの陽一郎くん。刀を持ってほしい!と思ってしまうのは私だけではないはずw

(どの写真にも私が写っているのはお許しください m(_ _)m)

浴衣、着慣れていないと着るってだけでハードル高く感じますよね。
私も去年、1day浴衣着付けレッスンに行ったものの、1年の間に着る機会って1、2回程度なので、本やYouTubeを見ないと着れません。移動大変だな、トイレ大変だなって考えるとさらに腰が重くなる……。

でも着るとなんとなく背筋をピシッとしたいなと思ったり、階段の上り下り含めて歩き方もしとやかにしておこうかなと思ったり、綺麗に見えるようにっていう意識が増すのってやっぱりいいなと思いました。せっかく日本に生まれてきたのだし!

さらにコンセントには着付けを手伝ってくれる人がいるので着付け自体のハードルも下がるんですよね。私も会社に浴衣持参で来て、なおちゃんに着付けてもらっちゃいましたw

ちなみに、この日は半幅帯でYouTube見ながら「くるみ角出し結び」に。
半幅レボリューション【くるみ角出し結び】 簡単!可愛い!おススメ!|YouTube

やっぱり夏だし浴衣を着れるのは楽しい♪

最後に、コンセント浴衣ファッション2016♪

昨年は日本経済新聞電子版映像ニュースの取材も入った「浴衣で出社day」(⇒「着物を普段着に 官民、復権へ動く」|2015年7月25日|日本経済新聞電子版映像ニュース ※現在は試聴できないようです)。
今年はあと何回できるかな?!

(最後にとか言っておきながら続くw)ちなみにこの日はコンセントのもう一つの恒例行事「土用の丑の日前日★うなぎランチパーティ★」でした〜!

ここに浴衣姿の人はいないという……w

【関連リンク】
⇒ 2012年の浴衣で出社day
http://sustoco.concentinc.jp/from-editors/2012/08/yukata-eel/
http://sustoco.concentinc.jp/from-editors/2012/09/wanokoto-iroha/
⇒ 2013年の浴衣で出社day
http://sustoco.concentinc.jp/from-editors/2013/08/yukata-day/
⇒ 2015年の浴衣で出社day
http://sustoco.concentinc.jp/from-editors/2015/08/yukata-day-2015/

サストコ
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サストコ

コンセントとグループ会社のPIVOTは、2016年4月18日と21日の2日間、就職活動生向けのイベント「CONCENT×PIVOT Night Session 2017」を共同開催。プログラムの第一部で、コンセント代表取締役でインフォメーションアーキテクトの長谷川敦士と、PIVOT代表取締役社長の宮嵜泰成による「社会に果たすデザイン会社の役割」と題したトークセッションを行いました。

当日は、文学部やシステムデザインマネジメント研究科、商学部、コンピュータサイエンス、経済学部、教育学部というようにいろんなバックグラウンドの学生の方々に参加いただき、長谷川と宮嵜からも参考としてそれぞれが「デザイン」にたどり着くまでのバックグラウンドをお話ししました。本記事ではその内容をご紹介します。

(バックグラウンド以外のトークセッション内容は、別記事「【対談】長谷川敦士 × 宮嵜泰成『デザイン会社が社会に果たすべき役割とは』〜 CONCENT×PIVOT Night Session 2017 より〜」にてご紹介しています。ぜひ合わせてご一読ください。)

◎Index

バックグラウンド1:長谷川敦士(コンセント代表取締役/インフォメーションアーキテクト)
-「理解のデザイン」に興味をもったきっかけ
- 映画『Powers of Ten』で広がった未知の世界への興味

 

バックグラウンド2:宮嵜泰成(PIVOT代表取締役社長)
- 現場出発で身をもって実感しながら本質に気づいていった

 


バックグラウンド1:
長谷川敦士(コンセント代表取締役/インフォメーションアーキテクト)


「理解のデザイン」に興味をもったきっかけ

長谷川:
大学の学部時代は物理学科にいて素粒子物理学をやっていました。
素粒子物理学というのは、物が一番小さくなったときの構成要素を研究対象とする分野のことです。後にノーベル物理学賞を授賞することになる、スーパーカミオカンデ(東京大学宇宙線研究所が岐阜県飛騨市神岡町の神岡鉱山の地下 1000mに設置した素粒子物理研究のための観測装置。コトバンクより引用)のプロジェクトがあるんですが、今から20年くらい前、ちょうどその発見をした頃にプロジェクトをやっていました。

「物が一番小さくなると何がわかるんだろうか?」ということを知りたいという欲求で、大学院の修士課程でも素粒子物理の研究を続けていたのですが、そのうち「物が一番小さくなっても何だかよくわからない」ということがよくわかって。正確に言えば、物が一番小さい状態というのは数式で記述はできるんですけれども。ただ、それが僕の中で直感的に「あ、わかった」ということに結びつかないということがわかったんです。そうして興味をもち始めたのが「人間の脳みそは何をやっているんだろう」ということでした。

人工知能の分野は今でこそ流行っていますが、僕が大学院生の頃の90年代は「冬の時期」と呼ばれ人工知能が下火になった時期。そんな時代のなか人工知能の研究分野に移って、そこで認知科学と呼ばれている研究をやりました。

院を合わせて9年間くらいずっとそうした研究をしていたのですが、2000年になるぐらいのときに、「物事を理解するということのデザインをする」という分野があることを知ったんですね。きっかけはリチャード・ソール・ワーマンというアメリカの編集者です。もともとは建築家でその後グラフィックデザイナーになり編集者になった人です。

NHKで放送されていたりするので知っている人も多いと思いますが、TEDカンファレンス(以下、TED)を生み出したのがこのリチャード・ソール・ワーマンです。

「TED」は「Technology, Entertainment and Design」の略で、TEDのWebサイトには、TEDのロゴの脇に「Ideas worth spreading」(広げる価値のあるアイディア)ということが書いてあります。彼が「これからの時代、“テクノロジー”と“人を楽しませること”と“デザイン”のアイディアは集めて共有することがすごく大事になる。いろんな人たちのアイディアを集める場をつくれば知の共有ができるだろう」とやり始めたことなんです。余談ですが、TEDは1993年に日本で開催されたことがあり、呼んだのはコンセントの取締役である吉田望。彼がリチャード・ソール・ワーマンのファンで電通時代に呼んだんです。

リチャード・ソール・ワーマンは『Understanding USA』(1999年。Ted Conferences)というおもしろい本を書いていて、統計データはそのままでは読みにくいのでわかりやすくするために、アメリカの統計白書を片っ端からインフォグラフィックスにする、ということをこの本でしているんですよね。こうしたプロジェクトを彼はガンガンやっていて、彼の他にも、アクセスマップやガイドブックをつくったりなどいろんなことをやっている人がいる。

彼らの考え方や活動に触れ、こうした意味での新しい「デザイン」という仕事は、美大出身ではない僕でもできる可能性があるんじゃないかと思ったんです。冒頭でもお話ししたように、このような新しい「デザイン」の分野はこれからすごく重要になると思って始めました。

映画『Powers of Ten』で広がった未知の世界への興味

長谷川:
科学のバックグラウンドがあって、リチャード・ソール・ワーマンの「物事を理解することのデザインには、これから可能性がすごくある」という言葉に興味をもち今デザインをやっているわけですが、もう1つ忘れもしないきっかけが『Powers of Ten』という映画です。

映画の冒頭に、公園で人が寝ているところからカメラがどんどんズームアウトしていくというシーンがあります。
英語の「Power」は「○の何乗」というときの数字の肩につけるものを指すので、映画のタイトルの「Powers of Ten」というのは「10の何乗」という意味です。最初が10の0乗だから1mスケールで人が映っているのだけど、10の1乗になると10mスケールになり、次は10の2乗…という具合にどんどんカメラがひいていく。すると地球が丸ごと入り、そのままひいていくと太陽系が入りさらに太陽系が小さくなっていって銀河系に入っていくというふうにどんどんどんどんひいていくのですが、27乗ぐらいまでいくと今度はガーッと寄っていって人のスケールになる。そして10のマイナス1乗になり10センチのスケールになって人の手の中にどんどん入っていって、10のマイナス20乗くらいまでいくと。

このように科学への興味やいろんな視点を得ることにすごく役立つ映画なんですが、IBMと一緒にこの映画をつくったのが、有名な家具デザイナーであるチャールズ&レイ・イームズ夫妻。

プロダクトを手がけていたイームズ夫妻が、人にどうやってものを伝えていったらいいかということや、自分が見えている世界をいかに描いて伝えようかといったことをすごく考えて、コンセプトをつくっているんです。

この映画が制作されたのは1968年で、まだ素粒子というものは一般的には知られていない時代。「ここから先はまだ明されていない未知の世界である」みたいなことで話が終わって。小学生のときにこの映画を観て「わ! その先はなんだろう?!」と思ったのが、僕がそもそも物理をやるきっかけでした。
映画自体がすごくおもしろくて、大きさにとらわれないでいろんな視点で物を考えるということの一助になると思うのでぜひ見てもらいたいです。

今思えば、チャールズ&レイ・イームズ夫妻のデザインされた世界の中で僕は自分のモチベーションを培っていったので、「デザイン」に始まって今また「デザイン」をやっているんだなと感じています。

 


バックグラウンド2:
宮嵜泰成(PIVOT代表取締役社長)


現場出発で身をもって実感しながら本質に気づいていった

宮嵜:
長谷川さんはアカデミックな世界で生きてこられていて研究の場に長く身を置かれていたんですけど、僕は全く対極の道を歩んでいて、すごく早い段階で社会に出ています。

今はアプリやWeb サイトをつくっているPIVOTという会社にたまたまたどり着いていますが、初めに入社した会社で仕事をしているうちに、コンピューターが会社に浸透してきたのがそもそものきっかけです。ちょうど90年代の終わりぐらいですが、インターネットに接続するということ自体が普通の中小企業にとっては「そんなの必要なの?」という時代。そんな時代に「これ、おもしろいんじゃないかな」と思って、自分で勝手に勉強を始めて、だんだんとそういう道に来ているんですね。

そのとき一番おもしろいと感じたのは、その道具の使い方を正しく知りさえすれば、たとえば仕事が10分の1ぐらいの効率になったりしたことです。今はそこまでのドラスティックな変化を起こすことはできるとはいえ難しいですが、当時はその使い方さえ理解すればものすごい効率化が図れることがわかった。勝手に社内を啓蒙・説得して予算をつけてもらってといったことをやっているうちに、どんどん本業になってきたという流れです。

初めは小手先のテクノロジーに踊らされますが、「正しく使う」とか「きちんと効率化しよう」ということに向き合っていくと、「効率化をするためにはどうすればいいか」「そもそもこの業務はどういう仕組みになっていて、なぜこういうルールで動いてるのか」といったことをだんだん考えるようになってくるんですよね。現場の表面的なことよりももう少しさかのぼって、「そもそもなんでこうなっているのか」といった本質的なことをしっかり考えるのが大事。「デザイン」という言葉についても、見た目だけの話ではないということに、やっているうちに気づいていきました。

PIVOTがAZグループに参画する前、コンセントの長谷川さんは僕にとっては先生みたいな感じだったんですよね(笑)。著書などを読んで「こういうふうにきちんと考えて取り組んでいくのが、これから大事だな」と感じていて。そういう情報をキャッチしていたら、たまたまですけれども最終的に出会って今は一緒のグループにいるという。

対談日:2016年4月18日、21日
※本記事は2日間の対談内容をもとに構成したものです。
※本記事は、コンセントのコーポレートサイト「ラボ」からの転載です。

 

(原稿執筆:岩楯ユカ/コンセント PR division)

【関連リンク】
ラボ|【対談】長谷川敦士 × 宮嵜泰成「デザイン会社が社会に果たすべき役割とは」〜 CONCENT×PIVOT Night Session 2017 より〜
イベント情報|就職活動生向けイベント「CONCENT×PIVOT Night Session 2017」開催のお知らせ

サストコ
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サストコ

デザイン会社は社会に対してどんな役割を果たしているのか。そもそも「デザイン」とはなにか。

コンセントとグループ会社のPIVOTは、2016年4月18日と21日の2日間、就職活動生向けのイベント「CONCENT×PIVOT Night Session 2017」を共同開催。プログラムの第一部で、コンセント代表取締役でインフォメーションアーキテクトの長谷川敦士と、PIVOT代表取締役社長の宮嵜泰成による「社会に果たすデザイン会社の役割」と題したトークセッションを行いました。

「デザイン思考」「Design Thinking」といった言葉をよく耳にする現代においては、「デザイン」という言葉が、いわゆる表面的な見た目だけではなく、本来の「設計」という意味として日本でも広く捉えられるようになってきています。

このトークセッションでは、デザインやデザイン業界に興味をもち仕事の選択肢として考えている学生の方々に本質的なデザインの意義を伝え、人や社会のために活かせるようになってほしいと考え、デザインの捉え方や社会に果たすべき使命についてお話ししました。

本記事ではこのトークセッションの内容をご紹介します。

(セッション中にご紹介した2名のバックグラウンドも、別記事「【対談|バックグラウンド編】長谷川敦士 × 宮嵜泰成『“デザイン”をはじめたきっかけ』〜 CONCENT×PIVOT Night Session 2017 より〜」にてご紹介しています。ぜひ合わせてご一読ください。)

◎Index

はじめに
-「デザイン」は見た目の話だけではない

 

「デザイン」とは
-「ライザップ型」になった「デザイン」
-「どうデザインすべきか」が日々変化する

 

デザイン思考とは
- 非デザイナーがデザイナーのように物事を考えるための方法論
- デザインの普遍的なアプローチ〜「具体→分析→抽象→統合→具体」〜

 

社会におけるデザイン会社の役割
- なぜデザイナーのアプローチが社会の役に立つのか?
- デザイン会社の存在意義

 

ユーザー体験のデザインに必要なこと
- 自分のための「アート」「サイエンス」、人のための「デザイン」「エンジニアリング」
- 領域横断で考えることが重要
- 「デザイン」と「エンジニアリング」の融合

 

就活生へのメッセージ
-「デザイン」のアプローチを、世の中にもっと普及していこう
- 本質を突き詰めて、世の中をよくしていこう

 


はじめに


「デザイン」は見た目の話だけではない

長谷川:
デザインの仕事に関わっていない人に「『デザイン』ってなんだと思う?」と聞くと、ファッションデザインのことを思いつく人が一番多いと言われています。グラフィックデザインという言葉にも馴染みがあるので広告のポスターなどを思い浮かべる人もいるかもしれませんね。

「デザイン」という言葉は、一般的にはいわゆる「見た目」として認識されることが多いと思いますが、本来は見た目だけのことではありませんし、「デザイン」という言葉は今、こうした意味とは異なる捉えられ方になり、社会的な市民権を得てきています。

今回のイベントの参加者属性もいわゆる美大系と呼ばれる大学と一般大学の割合が半々であることや、僕自身、武蔵野美術大学や多摩美術大学などの美大で講義をしていますが、たとえば産業技術大学院大学などの美大以外でも「デザイン」を教える機会が増えてきていること、また、クライアントからいただく相談内容をみていても、社会の中で「デザイン」が今までとは違う意味で捉えられているという感覚がありますし、デザイン会社を経営している立場としてもそうなっていくと思っています。

宮嵜:
今、長谷川さんが言った「そうなっていくと思っている」というところは結構大事なことなんです。特に日本では、ビジネスにおいてはまだまだ「デザイン」という言葉が見た目の話に終始してしまっているのが実際のところだと感じています。

みなさんにはぜひ、ふだん生活する中で「もう少しどうにかならないかな」ということを考えるようにしてほしいです。たとえば電車に乗るときにSuicaのチャージをしたり、銀行のATMでお金を出し入れしたりするときに「なにか迷うことはないか」とか、新しい設備があって自動化されるはずなのになぜか近くには案内係の人がたくさんいて説明をしてくれるといったシーンをみたら「不思議だな」と思える感覚を日常的に身につけてほしい。

さらにそうした問題があったときに、解決手段として文字サイズなど画面の見た目をよくしたらいいと安易に思ったり、そうしたことをやるのがデザイナーだと一般的には思われがちなのですが、それだけではないことを理解してほしいと思います。「利用する人が、そもそもなんの目的でそこにいて、一番やりたいことはなにか」を根源的にひも解いていき、そこからいろんなしくみを考えた結果として目にしたり触れたりできるアウトプットが出てくるわけで、その思考や行為全体が「デザイン」なんです。みなさんがふだん目にしているものは単に「かっこいいもの」としてデザインされたわけではなく、たくさんの「デザインの思想」が含まれて設計されたものなんです。

僕らがやっている「デザイン」は、特に「設計が大事」ということがポイントなんですね。

長谷川:
「デザイン」という言葉の意味が拡大化している中で、宮嵜さんが言ったように日常での困りごとがあったとき、本質的なことをみてどうすればそれを解決できるのかを考える。そうするといろんな解決方法がみえてきます。

すごくおもしろいケーススタディーに空港のサイン計画があります。人の流れを考えて、手前には急いでいる人向けの情報を、奥にはそんなに急いでいない人向けの情報を表示するようにしたら、急いでいる人は必要な情報を素早く取得して反応できるし、急いでいない人は手前にある情報は自分が必要とする情報ではないことがきちんとわかる。つまり「『時間軸』をコントロールしてサインの設置場所を変える」というデザインをしているんですよね。

今日は会社説明のイベントではありますが、「デザイン」という言葉をきちんとわかってもらえればそれでいいと思っています。コンセントやPIVOTに応募してもらうというのは正直問題ではなく、むしろ「デザイン」をしっかり理解した上で、いろんな業種や企業をみて志望先を決めた方がいいからです。

 


「デザイン」とは


「ライザップ型」になった「デザイン」

長谷川:
前述の「本質を突き詰めるアプローチ」は「デザイン思考」(英語では「Design Thinking」)と言われているのですが、今、この言葉は『Harvard Business Review』(ダイヤモンド社)というマーケティングや経営などの理論を語る有名なグローバル・マネジメント誌をはじめとしたビジネス誌でも頻繁に取り上げられていて、ちょっとした流行になっています。正確に言えば流行はひととおり終わり、「デザイン思考はこれからどうなるのか」といった普及の段階に入っています。

専門分野だけではなくビジネス一般で語られるようになったということは、「デザイン」の一定の重要性が世界的に認められてきていることを意味していますが、このように世の中の認識が大きく塗り替えられたのは2000年代でまだ最近のことなんです。

プライベートトレーニングジムの「ライザップ(RIZAP)」をご存知でしょうか?
コンセプトは「結果にコミットする」。「commit(コミット)」を直接和訳するのはなかなか難しいのですが、要は「結果を出します」ということを言っているんですね。

トレーニングマシンやプールなどの設備を充実させているのが従来型のジムとすると、「ライザップという概念を使うことによって、痩せることができたり筋肉をつけることができる状況になる、ということをやる」のがライザップ。従来型のジムも目的は同じですが、目的を達成するための手段が異なっているんです。「設備というモノを提供する」という従来型のジムに対して、「ゴールが達成できるか」ということに深く関与するのがライザップの特徴です。

実は「デザイン」の捉えられ方も昔は従来型のジムのようなものでした。つまり、「グラフィックデザイン」「インダストリアルデザイン」「ファッションデザイン」といった言葉に代表され、「絵を描く」「モノのカタチをつくる」といったこと、たとえるならば従来型のジムが設備を用意しているという「手段」のことがデザインだと言われていたんです。

それが今、どのように認識が変わってきたかというと、ここ数年さまざまなシーンで聞くようになった「エクスペリエンスデザイン」「体験デザイン」「ユーザーエクスペリエンスデザイン(以下、UXD)」といった言葉に表れているように「あなたが得られる『体験』をつくります、というのが『デザイン』である」と広く捉えられるようになりました。コンセントが実際にやっているのもUXDです。

比喩的に言えば「デザインはライザップ型になった」。「ユーザーの体験という『結果』」に対していかに関与できるかというように、「デザイン」というものの考え方が変わってきているのが時代の大きな流れです。

「どうデザインすべきか」が日々変化する

長谷川:
これまでは「トレーニングジムをつくりましょう」といったら場所やマシンなどの設備のことを考えればよかったように、たとえばグラフィックデザインをやるのであれば、まずは平面構成のことや「みえるということはなにか」といったことを学ぶなど分野としてわかりやすかったのですが、「UXDをやります」という場合、ものすごく壮大な話になってきます。ライザップで言えば、その人が今太っている原因はなにかを探求し、設備だけではなく食事制限なども含めて痩せるという目的を果たすための過程づくりをやらなければいけないというように、全方位的に関わることになるからです。

ただ学生時代には、最初からこうしたことに取り組むよりも、まずは自分の得意分野をつくっていくようにした方がいいでしょう。すべてのことについて万能なユーザーエクスペリエンスデザイナーというのはまだいないんですね。果たしてなにをデザインしたらいいのか、お題がどんどん変わってくるので。

たとえばスマートフォンも、10年ほど前はモバイル端末にすべての情報が入るなんて、産業としてはまだ誰も考えていなかったわけです。あくまでメールのためのサブ端末という位置づけだったと思います。ところが今では、WebプロジェクトをみてもPCサイトよりもスマートフォンサイトをメインとして考えるのが当たり前というように、ビジネスにおいて重要なものになりました。

でもさらに5年後はどうなるのか? スマートフォンといった端末が果たして適切なのか?

たとえば今、マイクロソフトの「HoloLens」では「拡張現実(AR:オーグメンテッドリアリティ)」という技術で環境にバーチャルなものを融合できるようになったりとテクノロジーが日々発達しているため、「ユーザー体験をどうデザインしていくべきか」ということ自体もどんどん変化していきます。UXDを提供するための方法論をもっている我々のような会社であっても日々学ばなければいけないんです。

 


デザイン思考とは


非デザイナーがデザイナーのように物事を考えるための方法論

長谷川:
本質を突き詰めるアプローチである「デザイン思考」という言葉ですが、特にデザイン業界に興味のあるみなさんにはよく理解してほしいので本来の意味を説明しておきますね。

「デザイン思考」というのは、「非デザイナーがデザイナーのように物事を考えるための方法論」です。つまり、デザイン教育を受けていない人、デザイン業界ではないビジネスパーソンといった人たちが、デザイナーのやっている取り組みをうまく活用して、新しい事業の成功などを目指すためのものです。
ですので、デザイン会社であるコンセントやPIVOTのメンバーにとっては、自分たちの考え方が「デザイン思考」というわけです。

やみくもにブレインストーミングしたりアイディア100連発出しをするのではなく、デザイナーが性(さが)としてやっている「本質を突き詰めるアプローチ」という正しい方法論をとる。ただ、こう言っては紛らわしいかもしれませんが、これをやれば絶対うまくいくというものではありません。これは方法論というものが常にもっている宿命のようなものですが。やってもつまらないアイディアしか出ない人もいれば、放っておいてもおもしろいアイディアを出せる人もいます。でも、こうしたプロセスを丁寧に追っていくことによって、いい企画を出せたり本質に近づくことができたりするのも事実です。かなり熟練した人であってもやっています。

デザインの普遍的なアプローチ〜「具体→分析→抽象→統合→具体」〜

長谷川:
「本質を突き詰める」といったときに、そもそもどこまで戻ってどう考えていくのかを理解してもらうために、1つ概念を紹介したいと思います。ちなみにこれは、僕が大学院のドクター(博士課程)を出る20代後半までずっとサイエンスの分野にいたところを急にデザインをやることにしたので(関連記事「【対談|バックグラウンド編】長谷川敦士 × 宮嵜泰成『“デザイン”をはじめたきっかけ』〜 CONCENT×PIVOT Night Session 2017 より〜」を参照)、美大を卒業してデザインでしのぎを削っている人がいっぱいいるところに喧嘩を売りに行くという状況にもかかわらず何も知らないのはまずいと思い、デザインについていろいろ勉強してたどり着いたものです。

その概念とは、問題解決のための人の活動には「具体→分析→抽象→統合→具体」というように物事の思考を進めていくという、普遍性の高いプロセスがあるということです(上図)。

この図の中の言葉を説明すると、「分析」というのは物事をより細かくみていく、分解をする、理解をするといった理解側のアプローチで、「統合」はそれらを組み合わせて問題を解決しようとか、アウトプットしようといった方向性です。英語で言うと「Synthesis and analysis」という言葉でよく対で使われるものです。
「抽象」(abstract)とは概念的であるとか何かをモデル化したりすることで、それに対して「具体」があります。こちらも「もっと具体的に喋るように」とか「抽象概念がどう」といったような対比があり対で使われる言葉です。

ユーザー体験だけではなくたとえば組織の問題や自分の将来などどんな問題であっても解決しようというときには、まず具体的なものをみてそこにある事実を把握します。たとえば「今この場にいる人たちの特徴をまとめて何か解決案を示せ」といった場合、まず男子は何人、女子は何人と数えて年齢のばらつきを調べ、具体的にこの場にいる人全体の属性を分析的に理解するというように。

そうして進めると「男子が15人、女子が18人」とわかるわけですが1人1人について最適化していってもきりがなく事実自体をみていても解決には至らないので、それらを抽象化します。事実を整理して、情報量を減らしたりどういう要素があるのかと分解したり、モデル化するということを行うわけです。「ざっくりみると、女子はこんな感じで男子はこう」といったように。あるいは男女ではなく「活発な人はこれぐらいで受け身な人はこれぐらい」と分けるのもいいかもしれません。抽象化する際の軸はいろいろあります。

こうして単純化したところから「こんなことが問題なんだ」という理解をして、ヒントを得て、どう解決するのか概念的な解決の方向を考え、それらを組み合わせて統合し、具体的なカタチとして現実化させていきます。たとえばみなさんにリーフレットを配ってコミュニケーションをとろうとか、アプリで何かをしようといった具合に。そうしてつくった試作を問題に適応して具体的に検証し、効果がなければまたこのサイクルを回していきます。

このアプローチは意識してやっている人もいれば無自覚にやっている人もいるのですが、なにか問題に直面したときにそれを解決するためこのような思考で振る舞っていくということが普遍的なアプローチとしてあり、このアプローチが社会的な問題全般の解決に役立つと考えています。

 


社会におけるデザイン会社の役割


なぜデザイナーのアプローチが社会の役に立つのか?

長谷川:
「デザイナー」と呼ばれている人たちは問題解決にこうしたアプローチをとっています。
そしてデザインは最終的には人が触れるものに落とし込まれる場合が多いので、このアプローチをするときに必ず「人」をみるんですね。「誰の問題を解決しようとしているのか」「どういうふうに困っているのか」といった視点で人を観察して理解をする。そこから課題をみつけていくんです。

触れられるもの以外でも、たとえばテクノロジー分野における人が介在しない技術的な問題の解決にこういうプロセスをとることもあります。また、問題解決型のデザインだけではなく、「スペキュラティブ・デザイン」と呼ばれるビジョン提案型のデザインでも同じです。「スペキュラティブ」というのは「投機型」という意味で、デザインのアプローチを使って企業のより先のビジョンをつくったり、新しい方向性を提示することにより世界を変えていこうというものです。

ではなぜデザイナーは人をみることを重視しているのでしょうか。それはニーズの変化にあります。

技術や豊かさが不足していて世界的に成長期だった時代には、たとえば自動車ならきちんとつくられるといった「生産能力」や、いかに速く走るかといった「性能」などが重視されていたので、人が介在しないいわゆる工学的なアプローチでも有効だったし、あるいは狭い意味でのマーケティングと呼ばれている「誰に売るか」をファインチューニングしていけばビジネスが成立していました。もちろん局所的にはデザイン思考のようなアプローチはとられていましたが。

ところがモノが足りてきた現代では、車で言えばこれ以上の速さは求められないというように、モノ自体への大きな渇望がなくなってきて、ただモノをつくるだけでは商売として成り立たなくなってきました。別の言い方をすれば、世界が豊かになったから「人の体験」を考えることにやっと向き合えるようになってきたんですね。

じゃあどんな体験がいいのかというと、人により千差万別で多様化しています。だからデザイナーは「人」をいちいちみて考えるわけです。「考える」というのも人をみるのと同様に重要です。具体的にみたことを組み合わせてカタチにするだけなら「デザイン」とは言えないでしょう。

車に関連した「体験」を考えるいいケーススタディーに、カーシェアのサービスがあります。今すごく流行っていますね。車をただつくって販売するのではなくて、「どんなふうに人が車を利用しやすくすれば、所有はしなくてもうまく利用だけできるようになるか」ということが設計されています。また「Uber」というタクシーの配車サービスでは、サービス提供社側だけではなく、誰でも運転手になることができます。アプリの中で「ここからここまで乗りたい」と言っている人に対し「自分が運転手をやります」と言うと「では運転手をお願いします」となり、運転手を務めた人にお金が入るという新しいシステムです。

このように、「人がいかにうまく使えるようになっているか」という社会の中での「システム」をデザインしたり、「人の利用体験」をデザインするということがすごく重要になってきています。そしてこうした新しい事業やサービスの開発にあたり、デザイナーがやってきた問題解決のアプローチで考えていくことは、社会の役に立つことになるんです。

デザイン会社の存在意義

宮嵜:
今の「社会の中でのシステム」という話に関連して、僕がITに興味をもってから今日までの間に何が変わってきたかというところをお話ししたいと思います。

従来の巨大IT企業は昭和の社会システムを支えるIT化をしてきました。たとえば市役所に行って住民票を請求すると、住民票が紙として出力されて手渡されますよね。プリンターから出力されるので、これも「IT化されている」わけです。ただ、先ほどの図でいくと「具体」を「分析」しても「具体」のままなんです。つまり、コンピューターなどのIT機器に置き換えればそれだけで物事の効率化ができていたんです。

でも今は、社会のシステム自体が大きく変わってきているので、あらためてこの「デザイン思考」といったプロセスに真剣に取り組むことで、きちんとカタチにできるチャンスにすごく恵まれていると言えるんです。

さっきの「Uber」のような新しい社会システムを生み出せる環境になってきたときに、「デザイン」で解決するということにPIVOTも取り組むことができているのですが、これは、大手のIT企業がいる中で僕らのような会社でやる1番のおもしろさでもあります。

長谷川:
コンセントでは、企業のコミュニケーションデザインやブランディング、新規事業開発といった際に、こういうアプローチを適用しながらやっているわけですが、デザイン会社のメリットとしてはいろんな業種の仕事を扱えることがあります。ものすごいスピードで変化していく現代の社会では先を読むことは簡単ではありませんが、いろいろ試しながらやっていけるのは僕らにとっても経験が積めることになります。

そして今、世の中全体が「デザイン思考」の重要性に気づいていることが、僕らが「デザイン」の可能性を見出している1つの要因になっています。そしてそれはコンセントやPIVOTのようなデザイン会社が存在する意義につながると思っています。「デザイン」が重視されていることは、多くの一般企業(※デザイン会社ではないという意味での「一般」)の事業開発部門などにデザインを学んだ人が就職して活躍していることからも言えるでしょう。この場合はデザイナーを組織の中に入れることでデザイン思考を取り入れていることになりますが、「デザイナーがもっている考え方を事業開発に活かしている」わけです。

多くの企業は解決すべき課題をたくさん抱えていますし、また個人の日常生活でも解決したら嬉しいことは多い。「デザイン」のアプローチを使い課題を解決していくのが僕らデザイン会社の仕事です。コンセントやPIVOTのようなポジションの会社が世の中から求められているし、デザインで解決できる可能性がわれわれにはあるので、社会に対する役割として果たさなければいけない、と強く感じています。

 


ユーザー体験のデザインに必要なこと


自分のための「アート」「サイエンス」、人のための「デザイン」「エンジニアリング」

長谷川:
コンセントやPVOTについて理解いただくためにもう1つ概念をご紹介します。また4象限しばりで申し訳ないのですが。

「アート」「サイエンス」「デザイン」「エンジニアリング」という4つに分け、「誰のためか」という縦軸に「自分のため」と「人のため」を、横軸に「自然」「人の内面」のいずれをよりみているかというのをとることができます(上図)。なお、ここでの「アート」は絵や文学、音楽なども含めた芸術全般を指しています。

「デザイン」と「アート」は美術大学の中にデザイン学科があることもあってよく混同されがちなのですが、このように概念的に整理することで一般化して考えることもできるんですね。

僕はずっと「サイエンス」の分野を研究していたので(関連記事「【対談|バックグラウンド編】長谷川敦士 × 宮嵜泰成『“デザイン”をはじめたきっかけ』〜 CONCENT×PIVOT Night Session 2017 より〜」を参照)100%言い切れるのですが、「サイエンス」では人のためにということは全く考えていないんです。自然科学への興味をもとに「それが何なんだろう?」という探究を行うのが「サイエンス」の本質なので、むしろ、他人に役立てようとかは考えない方がいい。結果的に人の役に立つかもしれないですが。

理系の人はよくロジカルシンキングだと言われますが、やっていること自体は本当に思いつきなんですよね。ただ、思いつきだけだと他の人に共有できないから、思いついたこととそれ以外がつながるように階段をつくっている。ロジカルにシンキングしているわけではなくて、「今までにわかったのはこの辺りで、こういうことがわかって、これはここからこうつながります」と書いたロジックで説明をしているだけなんです。

僕がやっていたスーパーカミオカンデにしても他のバイオケミカルなものにしても「サイエンス」は全て基本的には「自分のため」にやっています。これは「アート」も同じで、興味の向き先が自然一般であれば「サイエンス」、人間の内面寄りであれば「アート」になる。もちろんアートビジネスとして結果的に商売にはなるのですが、どちらかと言うと「これを表現したい」という自分の中の創造欲求や衝動でつくられていくものが「アート」ですから。

「アート」と「サイエンス」は基本的には人間の知的な探求で、たいていの大学の「教養学部」の英語表記が「School of Arts & Sciences」とされているのもそのためです。

そして「人のため」に「アート」を応用するのが「デザイン」で、「サイエンス」を応用するのが「エンジニアリング」です。

領域横断で考えることが重要

長谷川:
ここでの「デザイン」で表現されるものは先ほどお話ししたユーザー体験というよりは、グラフィックやテキスタイル、ファッションなどに近いのですがこれらは全て、人の反応を呼び起こしたり人の感情に対して働くというような「人間についてのアートで得られた知見や表現、直感を応用して人のために役立てているもの」です。

一方、ニュートリノや水の流れ方など「自然についてサイエンスで得られた知見を応用して、社会の問題を解決したり人の役に立たせようとするもの」が、土木や機械工学、情報工学などの「エンジニアリング」になります。

この4象限でのデザインがこれまでのデザインになるのですが、コンセントやPIVOTが取り組んでいる「ユーザー体験をつくっていくデザイン」は、このすべての分野が統合されて生み出されます。

「ユーザー体験のデザイン」では、たとえば人が大勢いることによってなにか変わるかとか、ソーシャルネットなどのコミュニケーションによって人間の距離感のおき方がどう変化するかといった、人間の気持ちも考えていくことになります。この「行動経済学」と呼ばれている「人間の意思決定というものは全然合理的ではなく、感情に左右されるというものである」ということを無視できないわけですが、実はこれらは人間についての知見を得てきた「アート」の領域でもまだそんなにわかっている話ではないんです。

先ほどの「結果にコミットする」というライザップ型で考えるときには、「アート」的な要素や「サイエンス」で発見された論証可能な知見など、すべての領域をミックスして考える必要があります。どこか1つの領域だけをやればいいのではないんですね。たとえば美大でデザインをやっていた人でもその知識だけで乗り切ろうとするのではなく、他の領域の知識と組み合わせて考えて問題を解決するということが要求されるようになっています。個人的にはこうした状況はすごくおもしろくて僕自身もやっていますし、実際コンセントで「デザイナー」を名乗っている人の中には美大卒ではない人がたくさんいます。

特に「エンジニアリング」と「デザイン」という2分野はものすごく融合しなければいけなくなっています。それがコンセントとPIVOTが同じ企業グループとして一緒にやっている理由でもありますが。

「デザイン」と「エンジニアリング」の融合

宮嵜:
そうですね。「デザインとエンジニアリングをいかにつないでいくか」ということはPIVOTの大きいテーマでもあります。

一般の消費者からしたら、デザイナーがデザインしたものがきちんとカタチになってでき上がるわけですから、デザイナーとエンジニアが手を携えてやるのは当然の話ですが、実際にはその間に壁がうまれることもあります。よりエモーショナルに人の心に訴える話と生産技術や効率化の話を一緒に考える必要がありますので。これは利益相反したりすることもありますし、デザインとエンジニアを担当している会社が異なる場合もあります。

だからこそデザイナーとエンジニアがいかに手を組むかというのは重要なテーマなんですよね。そこがおもしろいところでもありますが。

 


就活生へのメッセージ


「デザイン」のアプローチを、世の中にもっと普及していこう

長谷川:
今日のデザインプロセスの話を聞いて「そんなことわかってるよ」と思った人もいるかもしれません。ただ、「分析した内容から統合する」「具体的に観察したことを抽象化する」「統合して見出されたことを具体化してカタチにする」ときなど、プロセスとは言ったものの実際に回すにはいろんなレベルでのジャンプが必要になり、個人の力量が問われます。目の前の困ったことや、大学での卒業研究やレポート、課題などに取り組むときにも適用可能なフレームワークですので、ぜひふだんから意識をしていただけたらと思います。

今、デザインやデザイン思考は世界的に重視されていて、今後ますます必要とされていくものだと本心から信じています。今日お話ししたようなデザインの考え方やアプローチを、もっと社会一般に普及させていかなければいけない。そのときに、国内だけではなくグローバルな動向を常にキャッチしておく必要がありますが、中国、東南アジア、南米、ヨーロッパなどではビジネスシーンにおいて自国語ではなくほぼ100%英語を使っているため同時にその情報を得らるのに対し、日本だけが言葉の障壁で遅れがちなため、デザインを扱っているわれわれがそういう話を世の中にもっと発信していかねばという使命感をもっています。採用という文脈で言えば、そういうことを考え一緒にチャレンジしていく人を求めています。

ただ、お互いよく知らないのに「ぜひうちにきて」と言うのは不誠実ですし、コンセントやPIVOTに入るか入らないかは別として、今日お話ししたような問題意識はこれからの世の中にすごく必要だと思っているのでぜひ議論したいですね。

本質を突き詰めて、世の中をよくしていこう

宮嵜:
絵を描く勉強を専門的にされている方もいらっしゃれば理系の方もいらっしゃったりと、いろんな分野を学んでいる方が今日来てくださっています。

僕らPIVOTにも、デザインの専門的な知識をもった人もいれば、新しい技術を取り込んでプログラムをつくっている人もいます。今日の話のようなことを考えて、デザインとエンジニアリングの両者のスキルをすごく高い次元で活用して世の中にアウトプットを出していきたいと思っているので、いろんな方にきてもらえるといいなとこのようなイベントを開催したわけです。

「はじめからきちんと考えたいんです」という出発点の仕事がだいぶ増えてきているとはいえ、まだまだそういう仕事ばかりではないのが現状です。
でもPIVOTでは、たとえばクライアントからの依頼が「この画面をよくしてほしい」という端的な内容だったとしても、いきなり画面だけをみて使い勝手がどうこうと判断していくのではなく、「そもそもこのWebサイトやアプリを使う人は誰で、どういう経路を通ってたどりつくのか」というところから考え、本質にある問題を探り解決方法を提案しています。

言われたことだけをこなすという姿勢ではなく、ときには「めんどうくさい人たちだ」と思われるぐらい(笑)いちいちこうしたアプローチをとっているのは、「本質的な問題をみつけて真剣に考え、エンドユーザーやクライアントにとっていい方向にもっていき、世の中をよくしたい」という信念があるからこそです。

 

対談日:2016年4月18日、21日
※本記事は2日間の対談内容をもとに構成したものです。
※本記事は、コンセントのコーポレートサイト「ラボ」からの転載です。

 

(原稿執筆:岩楯ユカ/コンセント PR division)

 

【関連リンク】
ラボ|【対談|バックグラウンド編】長谷川敦士 × 宮嵜泰成「『デザイン』をはじめたきっかけ」〜 CONCENT×PIVOT Night Session 2017 より〜
イベント情報|就職活動生向けイベント「CONCENT×PIVOT Night Session 2017」開催のお知らせ

shina inaba
Author:
shina inaba

6月某日、通常業務後に新卒9人が一堂に会した。
その目的は6月5日に行われたBBQの反省会…!
来年の幹事のためKPT出しを忘れないうちにやろう!ということで新卒9人が集まりました。
BBQ反省会に交えて当日の様子をご紹介いたします。
裏側も当日の楽しさも新卒9人全員の言葉でどどーんとお伝えできればうれしいです!

メンバー紹介
CONCENT
糸洲 真美(まみたす)
稲葉 志奈(Cちゃん)
佐々木 愛美(ささまな)
古里 凌哉(ふるを)

 

PIVOT
三井 瑛乃(みっちゃん)
高橋 里佳(たんちゃん)
佐々木 英恵(はなえ)
小野 颯太(おのっち)
大森 春香(しゅんちゃん)

準備に関して

Cちゃん(以下、C)「まず、準備の話やけど、連絡ツールが割と散らかった感あるよね」
たんちゃん(以下、たん)「結果スカイプに落ち着いたのはよかったけど、トレロはうちらも使い方よくわかってなかったしね。あとスプレッドシート多すぎたね」

タスク管理ツールTrello。SDチームではスプリントの際などに使っています。 今回私たちは途中からTrelloを導入、しかし短期スパンでの使用はなかなか難しい…。挫折。

たん「途中からぶっこんじゃったからわかんないままになっちゃった感があったね。使えてなかった。」
C「タスクに紐づけてデータのせとけば来年とかそこ見るだけでなにすればいいかわかりやすかったかもなあとは思うけどなぜかデータの共有はスプレッドシートだったから」
ふるを(以下、ふる)「トレロを業務でつかってたんはSDの僕としーちゃんくらいだからねえ」
たん「次使うときは二人が言ってたやり方でやればいいんじゃないかな」
まみたす(以下、まみ)「次の新卒の行事? 絶対掃除(※)笑」
C「絶対掃除でトレロ使いだす…?!」
ささまな(以下、ささ)「やる気が違う 笑」

※絶対掃除とは会社の大掃除で、新卒が指揮をとります!

まみ「こういうのを機に新しいSNSはやらせるとかもありかもね。
「新卒今これ使ってますよ~」的なんできたらおもしろかったかも!」

みっちゃん(以下、み)「係の分担を考えたほうがよかったなあ、と
連絡係だったんだけどあんまり仕事なかった…、ので…汗」
しゅんちゃん(以下、しゅ)「会計係もなかなか最初出番がないから戸惑っちゃった」

当日近くなると参加人数が多いので会計大変そうでした、しゅんちゃんありがとう!

たん「お互いの稼働を把握できなかったのがね」
しゅん「コンセントとのやりとりがどうなってるんだろう、ってなることが多かった」
ふる「稼働表とかあればよかったのかもね。通常業務も意外と忙しかったりしたし」
たん「みんな進行状況が見えなかったね、わたしと英恵が会場決めが意外と時間かかっちゃって、今後amu(※)とかでやるイベントなら大丈夫だとは思うんだけど」
まみ「え、amuでBBQできんの?」
C「いや、それはできひんやろ 笑」
はなえ(以下、はな ⇒ Profile「わたしからは一つ! 会場の下見は早めに交渉は大胆に! ですね」
おのっち(以下、おの)「アクセスはよかったけど木とか自然がほしかった」

amuとはコンセントやPIVOTが所属するAZグループが運営しているイベントスペースのことです。

今回は両国駅降りてすぐの会場でやりました。確かにまわりはとっても都会でした 笑

C「あ、そうだ。日曜さけたいね」
ささ「それはね、めっちゃ思った、すごい、思った」
ふる「市場あいてないしね」
まみ「それは、理由が違うな 笑」
ふる「そういうことかと思ったんだけど」
C「違う 笑」

当日に関して

C「席配置奇数で5席で1席離れ島感があったのがなあ」
ささ「そうそう、わたし間違えて別のお客さんのとこ座るとこだったもん」
ふる「テーブル数を減らす代わりにBBQの時間延長すればよかったなあって。3テーブルくらいで。ゆっくりだらだらとかでもいいかなあって思った」
ささ「そうだね、ただめっちゃ大きいテーブルじゃないと最初みんなおなかすいちゃってるから、戦争になる」
たん「離れ島対策で当日どこの机で何やきます! ってスカイプしようっていってたんだけど結局できてなかったんで」
しゅん「スカイプは私も見てなかったなあ、声かけたほうがはやいね」
C「メガホンとかほしいね 笑」
まみ「たしかに」
C「私の焼きそば投稿がむなしく放置されるという… 笑」
ささ「ちょっと見てたわ 笑」

結局焼きそばはしました。

C「みんなスマホみないんよね」
たん「だからアナウンスよかったかなあと」
C「はなえが声掛けよかった!」
はな「あざーす!」

声をはってくれたはなえ、本人コメント「声かけは手短に⭐︎」

たん「名札よかった!ポスターとかつくってくれたもの全部よかった」
はな「ポスターよかったよね」
C「信金オフィスにポスターはんの忘れてたわ(小声)」
ささ「それね、わたしじわじわ気づいてたw」
まみ「タイムテーブルよかったね、フェスみたいな感じになった」

今年のポスターはなんと3種類も!ささまなデザインのまみたすディレクション!

新卒はポスターとお揃いの柄の名札をつけてました。ささまなつくってくれてありがとう!

たんちゃんが各テーブルごとのタイムテーブルをつくっててくれました!

「机ごとに食事あるのよかったね」
C「テーブルに番号つけたのもわかりやすくてよかった」
ふる「バイト時代の記憶よみがえってくる 笑」
たん「席のくじ、最初あんまりいらなかったかなって思ったけどばらけさせて意外とPIVOTとコンセントで自己紹介してるのがみえたのでよかったね」

コンセントもPIVOTも会社関係なく各テーブルで盛り上がっておりました!

まみ「楽しかったって言ってくださった先輩がいて、すごい結果論だけど、よかったんじゃないかな。割とみんなからBBQ大丈夫…?って腫物を触る感じで心配されてたけど 笑」
たん「PIVOTでもすごい良かったって言われた」
ささ「みんなおのおの楽しんでる感じがよかったね」
「PIVOT欠席者1人だけだったのよかった」
CNT「すごーい!」
おの「BBQに参加した人がいっぱいでよかったから来年もっと参加者増えるの目指していこー」
C「チラシみたいなんとかあったらよかったかなあ。あれば対面の告知しやすかったよね、せっかくポスターがかわいかったからそれ使って」

お酒も話しをお箸も進む。

ささ「当日はBBQマスターの手助けが」
全員「BBQマスター…?」
ささ「ほら、うちらあんまりBBQ知らないからたくさん助けていただいて」
たん「福田さん本当にたくさん助けていただいて助かったね」
まみ「BBQに慣れてる松田さんとかすごい前菜までつくって来てくださって」
C「あれ、すごかった!うまかった!」

ごめんなさい、前菜作ってきてくださったの撮り忘れました…。

「いろいろ食べたけど全部おいしかった」
おの「よかったことはお土産が多かったこと」
ふる「お土産ってまぎらわしいなあ」
ささ「さしいれねw 魚とかね」
C「お酒もいっぱい持ってきてくださって、飲み放題じゃなくてそっちばっか飲んでた 笑」

長谷川さんからまぐろの頭とさざえ…! 社会人になってから食べたものの中で一番の豪華食材でした。

BBQマスターの大岡さんによって解体されていくまぐろの頭と、それを手際よく焼く同じくBBQマスターの長谷川さん。

お酒をたくさん持ってきてくださった福田さん。

ワインから日本酒まで! どれを選ぼうかなーと種類の多さに赤坂さんもすてきな笑顔。

まみ「デザートめっちゃよかった。きゃりーぱみゅぱみゅあいす」
しゅん「あれそんな名前なの? 笑」
ささ「勝手にね、名前つけた 笑」
まみ「つくってるときみんなやばいって言ってた、見た目が… 笑」

見た目どうでしょうか? 味は最高に美味でした!

アイスも美味しくいただきました〜

おの「もっと料理を学びたいと思いました。前さんを見てて」
ふる「ジンギスカンはりきってたのに、前さんに持ってかれてたね」
まみ「え、そうなの? 笑」

「作り方がなってない!」と会社の先輩でもあり同郷の先輩でもある前さんによる本当のジンギスカン。 北海道コーナーと化す1番テーブル。

目指せ料理男子!なおのっち

おのっちの偉大な先輩、前さん。

はな「どうなることかと思ったけど始まったらたのしかったね」
ささ「たのしかったー!」

ふる「食材けっこう余ってみんな持って帰ったりしてたね」
C川原田さんね 笑」
ふる「川原田さんめっちゃ持って帰ってたね」

余ったキャベツ一玉をお持ち帰る川原田さん。

ささ「うれしそうだったね」
ふる「余ったのは結構問題かなあって思ったんだけど」
C「それそもそも問題なのかな…」
たん「足りないよりはいいからね」
ささ「まあ川原田さんがおいしく食べたなら 笑」

しゅん「片付けどうだったかなあ」
ふる「片付け褒められてたよ」
たん「うん、はやかった」
ふる「トッテモ、スムーズ、ダッタ(なぜか片言)」
ささ「かわいいww」

カワイイ担当ふるふるは当日料理で大活躍でした。マイエプロン持参!

C「すごい手伝ってくださったから。めっちゃ捨ててくれはった」
まみ「躊躇なく捨てたからね、はい捨てまーすみたいな 笑」
おの「はやかったはやかった」

総評

C「うーんどうまとめようかこれ」
ささ「5・7・5で感想言う?」
ふる「さすがだわ」
C「え、俳句なの?!」
まみ「シルバー川柳的なね、サラリーマン川柳的なw」
C「では、ここで一句!」
ささ「争奪戦 高級魚で 肉余る」
C「もう一声!」
ささ「小野っちが 焦がしたお肉は ジンギスカン」
C「焦がしてたっけ?」
おの「焦がしてない!ここで一句:持ってきた ジンギスカンで 思い出す 今日も寒いか 北の故郷」
ふる「あ、ふるさとかけられちゃった」
C「短歌やし全然締まらない件について」
「わたししめます 笑 雲途切れ ごちそう途切れぬ さざめく両国(字余り)」

さざめく両国感の写真。来てくださった皆さんありがとうございました!

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