FEATURE ARTICLES 20
ビジネス×デザイン Vol.3
ビジョンの実現に向かって
花王 後藤亮氏、田中剛氏にインタビュー
AEM導入の背景
- 先を見据えたデジタルマーケティングプラットフォームをUI設計
- ジャブが響いてくるからユーザー体験
デザイン
今後
- 2年前からの変化
花王株式会社 デジタルマーケティングセンター
コミュニケーション技術室 室長
1990年花王株式会社入社。3年間、店舗開発や商圏分析、来店客調査などを経験し、15年間、販売組織におけるマーケティング部門でブランド担当や組織横断のプロジェクトを担当後、クリエイティブ部門で7年間BPRを担当し、デジタル・アセット・マネジメント(DAM)の導入を行う。
現在、デジタルマーケティングセンター技術室室長を務め、デジタル活用を推進している。
プライベートでは、剣道、茶道、スキー、ウェイクボードなど「静と動」の趣味をもっているが、現在は「今しかできないパパ業」に専念している。
花王株式会社 デジタルマーケティングセンター
コミュニケーション技術室 マネージャー
ゲーム業界にて、グラフィックやサウンドデザイン、ゲームミュージックの作曲、プログラマなど、さまざまな職種を経験した後、Webコンテンツ制作のフリーランスを経て花王株式会社に入社。2003年からTeamSiteのテンプレート開発や運用管理を始める。Webガイドランの策定や全動画コンテンツのYouTube化、Web/CMSサーバのAWS化、マルチデバイス対応等を推進。
プライベートではアマチュアバンド『The RS232C』を主催し、これまでに2枚のCDを制作しているが、現在は育児に追われ活動休止中。
[ バンド情報 ]
[ CD情報 ]
最近、ビジネスにおいてもデザインが重視されるようになってきた。多くのビジネス系メディアのテーマにも取り上げられるようになってきていることから、実際そう感じる読者の方も少なくないだろう。しかしながら実際には、ビジネスにどのような効果があるのか、デザインをどう活用すればいいのか、具体的に理解するにはまだまだ情報が不足しているのかもしれない。
本連載企画「ビジネス×デザイン」は、数回にわたり、デザインを取り入れながらビジネス上の課題を解決している先進企業の方々にお話をうかがって、“ビジネスとデザインの関係”についての理解を深めていくもの。
この特集では “デザイン”の意味するところを、顧客価値向上と市場機会創出のための方法である“デザイン思考”と、企業ブランディングの一端を担う“イメージの表現手段”の二側面で捉え、そうした視点で各企業の方々へインタビューを実施する。
第3回となる今回は、花王株式会社(以下、花王)のデジタルマーケティングセンター コミュニケーション技術室に所属する後藤亮氏と田中剛氏にインタビュー。Adobe Experience Manager(以下、AEM)導入プロジェクトのお話から、全体のビジョン設計と、ステークホルダーをいかに気持ちよく巻き込むかを考えることの重要性が見えてきた。
番外編 in From Editors
「システム名は…“KANAI”です」