toru watanabe
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toru watanabe

どうもこんにちは、デザイナーの渡邊です。
普段は、ソフトの説明書などは読まずにエクストリームなソフトの使い方ばかりをしています。
文字設定をいじることをせずに、ベースラインシフトとか、そういうのをいちいち入れて見た目で調整していたりするような、データ作りがアナログタイプの人間で、、データ作りが雑と。。(そんな声が聞こえてきそう。。遠い目)

そんなアナログ人間ですが、Webが大好きで、四六時中PCに触れていないと落ち着かないくらいのネットサーファーでもあります(iPhoneデビューは遅かったですが。。)。

そんな中、InDesign CS5.5が、いまムネアツな電子書籍をサクサク作れてスゴい、ということで鼻息荒めに講義を聞いてきました。

DTPのデザインツールとしては、いろいろ痒いところに手が届くようになったなぁと。。思いつつ。

電子書籍、感覚的にいけるかも!!!
(まだ実際に作ったことないので、妄想を含みますが。)
ということをお話しします。

*アーティクルパネルが感覚的!

今までは、XMLデキジュツシテ、コウゾウカ。。。
という、僕には全く理解出来ない状態だったのですが。

InDesignのドキュメントの内部で優先順位(読ませたい順位)をつけて、リストとして並べるだけで構造化してくれるという機能がつきました。
これは、リフローに対応するためのモノです。
電子書籍の誌面のサイズがデバイスに依存する部分があるので、テキストや、画像が思わぬあべこべになってしまったり、思わぬ位置にあふれていってしまったりします。それを防ぐ目的です。

例えばこんな感じです。

それを、並べるだけで出来るようになったというのはとてもすばらしい!

*フォーリオビルダーが感覚的!

これも、アーティクルパネルに似たようなもので、階層が一個上のものと思って頂ければと思いますが。
例えば、「企画」毎のインデザインドキュメントを並べるだけで(言ってみれば台割りを作るように)電子書籍出来ちゃいます。という代物。
紙であれば、基本的にx方向にひたすらすすむだけなのですが、これを使うと、y軸にも進める設定が出来るというもの。

WIREDで言うところの縦スライドして「企画」の中ページに入っていくような感じです。
それも、絵を見ながら感覚的に出来るようになったのはすばらしい!

*オーバーレイクリエイターが感覚的!

電子書籍の醍醐味といえば、ハリーポッターの魔法新聞(名前曖昧ですが。。)みたいに、文字の中に動画が入っていたりして、それが動き出す!
という、魔法的(未来的)な表現の設定が出来るようになりました。

電子書籍を触ったことがある人ならおわかりになると思いますが、あの動いた時のニヤニヤ感をデザイナーが提供出来る時代になりました。

例えば、360度写真を使ってモノをグリングリンまわしてみせたり、考え方を変えれば、360度まわさなくても、パラパラ漫画風に人を歩かせたりとかも出来ますよねとか。
文章の中にスライドショーをはめ込んで大胆なレイアウトを作ったりとか。。とか。
かなりムネアツです。

以上、僕がムネアツな機能を紹介しました。

ムネアツな反面、データ作りついていろいろと考えなきゃなーと思いました。
これらの機能は確かに便利に使うことが出来るようにはなったと思いますが。
システムを動かさなきゃならないという側面が常につきまとうわけで。

今までの紙のデザインでいえば、写真を見ればわかる。という感じで置くだけでしたが、これは何の写真でこの文章に付随して、コレの後に表示するものですよー、と定義づけてあげたりしなくてはなりません。「アンカー」をつける作業であるとか。

デザインを構造的に考える必要があるんだなーと思いました。

あと、素材を用意する大変さが増した!でも1ページ!とか。
360度写真を用意するなら、360度分の写真を用意しなくてはならないですし。
動画なら動画を用意しなくてはならないし。と。
準備の段階から、どういうコンテンツにするかということを綿密に打ち合わせて効率よく準備しなくちゃならないなーと。

労力は増えるかもだけど、
面白そうなのでとにもかくにも、電子書籍を作ってみないと!

無駄に動きまくる自分の作品集でも作ってみるかな!
っと。(遠い目)

最後に、アドビ システムズさんが使い方の動画をADOBE TVで公開してましたので。参考までに。

>> INDESIGN CS5.5を使用したより魅力的な電子書籍の作成
http://tv.adobe.com/jp/watch/cs-55-design-premium-feature-tour/9453/