toru watanabe
Author:
toru watanabe

どうも、エクストリーム系デザイナーの渡邊です。
さて、本日は紙のデザイナーが、
四苦八苦して3Dモデルバージン喪失までをちょっとまとめました。

去年の11月。
「3Dプリンター買っちゃうよ。」
とボスの長谷川さんから声をかけられ。

これ>
MAKERBOT REPLICATOR™ 2

「ほー!!面白そうですね!!
でも何を出力するんですか?」

「何か考えて!」
と長谷川さんにまるっと投げられました。

わー、3Dモデルデータがないぞ!
つくらなきゃ!
でも3Dソフト使えないぞー!!どうすんべーー!
簡単にできて、出力しがいのあるものはなんだろう!?!?

と、考えた。

そうだ、編集長の青木さんを3Dモデル化しよう!
ちょうど3D写真館なるものが話題のさなかこれはやるしかないと。。
OMOTE 3D SHASHIN KAN

■STEP1:3Dモデルを作ってみよう。

そこで、3D初心者のボクにもできて、身近な機材でできることから調べた。
対象をぐるっと一周撮影すれば、3Dモデル化できるらしい。
との情報をキャッチ!

my 3D scanner
123D catch
(ちなみにiPhoneアプリにもなっています! iOS6以降の対応)

[注意] どちらのサイトも閲覧するのにも会員登録が必要。

ということで早速撮影して作ってみた。
ちょうど車の回転板がいい感じの距離感だったので
ぐるっと一周で30枚〜40枚程撮影。

早速サーバにアップ!
my3Dscannerは、1日ほど待つと3Dデータがあがってきた。

おぉ、ぐりぐり動く!!でも。。ちょっと欠けてる。。

つづいて123Dに写真をアップ!
10分くらい待つと3Dモデルが出来上がってきた。

おぉ、こっちは多少ラフだけど全部ちゃんと埋まってる!!

お気づきだと思いますが、このスキャン方法、
写真に写り込むすべてのものの距離を測定しているため、
周辺の環境までも3D化されてしまうという。
予想外で、ちょっとダンジョンっぽくてワクワクしちゃいました

さぁ、3Dデータは出来上がったぞ!
ただ、どれもこれもファイル拡張子が見たことないものばかり!!
.ply .obj .mesh。。。orz

わからない。。
フォトショップでかろうじて開くことはできるが、何もできない。

■STEP2:3Dモデルを編集する。

フリーで3Dデータを編集できるもの調べました。

meshlab
shade for 3D for unity
SkectchUp

上記3つを試しましたが。

いまのところ、meshlabに落ちつきました。
バリを削ったり、背景を消したりして青木さんだけを抽出しました。

■STEP3:青木さんを出力しましょう。

さぁ!プリントしましょ。
説明書、英語じゃん!どうすんの!?
弊社のニューカマーの横山ちゃんにヘルプ!

初期設定にあたふたしながらなんとかセッティング完了。出力用のデータを作るには、MAKERBOT純正の仮想空間レイアウトソフトMakerWareを使います。
MakerWare

仮想空間に青木さんを配置して、っと。

さー出力!
どこからともなく人が集まってきて。
歓喜の声とともに、サストコ編集長の青木さんが出力されていきます。

結構なスピードで、うぃんうぃんいって青木さんが生成されていきます。

その青木さんが足から順々に生成されていく様は、まるでGANTZの転送シーンを見ているかのよう。
機械好きの男子の心を掴んでやまない感じでした。
そのときの様子。

待つこと42分(スピード優先での出力のため)で完成!!
意外とあっという間でした。

一部、空中に素材を描こうとしたため形が崩れていますが。
3Dバージン青木編集長です。

まとめ
空中には材料を固定することができないため、
そういう箇所にはゲタをはかせないといけないようです。
青木さんの脇の下から有機的なプラスチックが出ております。

この失敗から学びました。

とりあえず手探りでなんとかビットからアトムへと、3Dモデルを作ることはできた。
次はもうちょっと3Dモデルの精度をあげた状態で作りたいなと思いました。

次回はキネクトを使った3Dスキャンについて手探りで探してみようと思います。

3Dモデルへの飽くなき探求はつづく。

次回
スキャネクトってなんぞ!?