サストコ
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サストコ

[Special Contents デザイナーの素]ってどんな企画?

子どもの頃、みなさんはどんな体験をしましたか?
 
この Special Contents「デザイナーの素〜今の私を構成する体験〜」は、コンセントと、所属するAZグループ各社のメンバーが、子どもの頃によくやっていたこと、好きだったこと、今の仕事に影響する過去の体験を紹介する企画です。
 
企画の詳細はこちらの記事を。
[Special Contents] デザイナーの素 〜今の私を構成する体験〜
 
それら体験エピソードを勝手に(伝わるしくみじゃないけどw)4つに分類。
この記事では、好きだった」「よくやっていた」ことのうち、『コト・モノ』に関する体験談を紹介します。

発見したこと
・ブームは(やっぱり)遊びに影響する
・物事に熱中したり深くとらえている人が多い
・全く異なる物事でも、おもしろいと感じていたポイントが共通しているケースがある

 


■スポーツ、外遊び、だ~い好き

スポーツ好き、よく外で遊んでた、という人はやっぱり多いですね。

・「幼少のころと変わらず外でよく遊んでた野球、秘密基地、焚き火、虫取り、空工場探検、海、山、滝、キャンプ」(男性 クリエイティブディレクター)

・「なんだかんだスポーツしていた。⇒ベタに野球・サッカーやってたし、冬はアイススケート(西武のホッケー選手に教わってた)、スキー。今からはまったく想像がつかない」(男性 ディレクター)

・「サッカーが好きだった。チームプレーだけど、個人技でドリブルでどんどん人を抜いて誰にもパスを出さずにゴールするのが好きだった」(男性 デザイナー/アートディレクター)

・「サッカーが好きで10分しかない休み時間のたびにグラウンドまでダッシュしてた」(男性 プロデューサー)

次の授業に遅刻はしなかったかしら…。

・「運動ドッチボール、一輪車、鬼ごっこなど運動するのがすきで、休み時間も放課後も外で遊んでました」(女性 ディレクター)

・「一時期鉄棒にはまって、毎日校庭の鉄棒で友達と遊んでいた」(女性 デザイナー)
前回りの練習中、両手を離して頭から落ちた経験があるのでw、鉄棒できる人は尊敬です!

・「ローラースケート光GENJIブームに乗っかりました。かなり上手いです」(男性 出版社 取締役/営業部部長)

光GENJI、懐かしい! 女子はピンクやアイドル団扇にハマったもんです(女子=ピンク好きは光GENJIに関係ないかw)

・「私の子供の頃は、デザイナーでよく言う文系で、絵を書くのが好きというのが、まったく無く。基本的に体を動かすのが好きだったので、サッカーしたり、野球したり外で遊んでました。そして中学・高校・大学と部活をしていたのでデザインとは無縁の生活をしておりました。ですので、今でも絵は超下手ですし想像力も乏しいです。それでもなんとかデザイナーをやっておりますが、もう少し子供の頃にいろいろな体験したり、トラウマ背負ったりしてそれが想像力につながるんだとしみじみ痛感します。
ですので親となった今、子供にはいろいろと体験させてあげたいとおもう今日この頃です。素敵な企画ありがとうございます!」(男性 デザイナー)

この企画主旨を代弁してくださるかのような締めの言葉(嬉泣)。ありがとうございます!

■ガンダムやプラモ、ミニ四駆は通る道?!

関節が動くおもちゃでしか遊ばなかった。ミクロマン世代は非常にスポット的なので、知らない人が多い…。その後『関節系』は、ガンダムプラモマクロスボトムズバイファムと続いていく」

という男性 クリエイティブディレクターはさらに、

プラモデルの正しい作り方を、兄から教わってだいぶ作った。やすりがけ、色作り、色塗り、エアブラシなど非常に勉強になった」

そう。
ガンダムやプラモデルはやっぱり人気!

・「ガンダム大好き。大人になるための大事な要素はすべてガンダムから教わりました(笑)」(男性 出版社 取締役/営業部部長)

・「子供のころ、よくプラモデルつくってましたねーー今でもたまに作ります」(男性 アートディレクター)

さらにこちらも流行りましたね。

・「ミニ四駆が流行ってて自分もいくつか持ってたが、基本的には組み立てるよりも改造に情熱をもやしていて、最終的にはいじりすぎて全部壊した。友人の美しく適度に改造されたアバンテを見て、ほどほどということを知った」(男性 プロデューサー)

“全部壊す”…。武勇伝は昔から?![2]

■生き物と私

採る派? それとも飼う派?

・「保育園時は、生き物が好きで、よく近所虫取りザリガニ釣りをしてました。バッタを見つけたらすかさず飛びつく少年」(男性 アートディレクター)

・「カブトムシの幼虫をよく捕りにいった」(男性 クリエイティブディレクター)

・「昆虫採集。⇒近所の森に餌を仕掛けて夜中や早朝カブトムシクワガタを採りに行った。なぜか、今は大の虫嫌い」(男性 出版社 取締役/営業部部長)

・「カブトムシおたまじゃくしを育てるのが面白くて、毎年なにかしら小さい生き物を飼っていた」(女性 デザイナー)

子どもにはちょっとヘビーな体験談。

・「やどかり、亀、鈴虫を飼ったことがある。最初は可愛がってたんだけど、ある出来事をきっかけにどれも嫌いになった。やどかりは貝から出ちゃった姿を見たときに、亀はひっくり返ってお腹が見えちゃったときに、鈴虫は共食いしてるのを見ちゃったときに…。共食いといえば、縁日のくじでうずらのヒヨコが当たったときに、籠の中で1匹が他の仲間から食べられてるのを見たのが衝撃だった。以来、大好きだった鶏肉が食べられなくなった」(女性 PR/マーケ担当)

・「猫、犬、こうもり、あらゆる動物を飼うこと。彼らが生き死んでいくことの不可解さは壮絶でした」(男性 出版社 編集)

確かに。生き物を飼うことで『生き死に』を身近に感じるようになるのかもしれません。

■『ごっご遊び』、してました

・「幼稚園や小学生のときは、友達と○○ごっことかしてた」(女性 デザイナー)

・「小学校の校庭にあったジャングルジムに片手片足でつかまって『ヤッターマン1号、2号参上!』とさけんで遊んだり。高校になってからも、体育でソフトボールをやってるときに仲の良い子と、星飛雄馬と花形満になりきって遊んだり」(女性 PR/マーケ担当)

『ごっこ遊び』って、なりきったりディテールまで真似したりするので、観察力がつくかもしれませんね。

そして『ごっこ』ではなくプロ(?!)だった人も。

・「探偵に憧れる。⇒小学校中学年の頃、TV番組の影響で将来は探偵になりたいと本気で思っていた。ゆえに、人間観察尾行車のナンバーを記憶するなど人知れず特訓をしていた。尾行相手は母や姉、学校の先生など。小学校4年生のとき、尾行により担任の自宅アパートを突き止め、友達とふたりで数日張り込みをした。しかしその行動はあっさりとばれ、母は学校から呼び出しをくらった。人生で3本の指に入る、とっても怒られた出来事である」(女性 ディレクター)

■女の子の定番、お人形遊び

・「紙製の着せ替え人形遊びリカちゃん&ジェニーちゃん人形遊び」(女性 デザイナー)
リカちゃん、ジェニーちゃん、流行りましたね! “リカちゃん電話”を怖がっていたことを思い出しました…。

進路選択&仕事に! でも…

・「人形遊びリカちゃんではなく、ジェニー)が好きで、よくやっていました。当時出ていた『ジェニーファッションクラブ』というシリーズものの手作り本を見ながら洋服を作ったり、小物を作ったり好きなことをやりたいという意向で、大学は家政系最初の就職先はアパレルを選びましたが、それ以上の情熱はなく、仕事は別にしようと思い、簿記の勉強をし、経理の仕事をすることに。それから紆余曲折を経て、今に至ります」(女性 ホールディングカンパニー)

■ゲーム好き

1980年代にはゲームウォッチやファミコンが登場。ハマった人もやっぱり多いようです。

・「テレビゲームが好きだった。。近所の友達の家に遊びに行ったりしたり、もちろん自分の家にもあって一日中やっていたことも。とくにRPGに夢中でした。『ドラクエ』とか『FF』とか」(男性 デザイナー/アートディレクター)

・「ちょうどゲームウォッチに始まって、ファミコンが広まったのが小学生の頃だったので、ゲームを持ち寄って遊んでいた。そのあとにMSXで遊んでいた気も(すぐに飽きた)」(男性 アートディレクター)

・「遊具が好きだった。公園に連れて行かれて新しい遊具があると大興奮してなかなか帰らなかったらしい。あたらしい体験を与えてくれるものは昔から好きだったよう。
テレビゲームも同じ理由でかなりはまってて、夜は早く寝る家だったのでわざわざ朝4時に起きてやっていた」(男性 プロデューサー)

そんな早朝から! 好きなものに対する気合い、すごいですね。

カードゲームなどではこんな遊び方をしていた人も。
・「カードゲーム的なものや、スゴロク的な遊びを自分でルールを考えたり、キャラクターをつくったりして友達と遊ぶのが好きでした」(男性 デザイナー/アートディレクター)

・「パズルを裏返してやるのが好きだった。⇒子供用のパズルをいつも裏返してやってた。大人用のピースが小さいのは、何度か挫折した気がする」(男性 ディレクター)

裏返してとは。なんて器用な。

■ちっちゃな頃から♪ デジタル系

・「パソコンDTM的なことをやっていた。⇒中学時代『歌謡曲』っていうバンド譜が載っている雑誌とかを買ってきて、Basicで打ち込みしてた(当時のパソコンは、電源を入れるとDOS的にBasicが立ち上がったのです)。楽譜の読み方はそのとき覚えた。どこで覚えたのか、ちゃんとプログラム部分とデータ部分で分けて作ってた。楽譜のコーダとかの行ったり来たり記号とプログラムの相性が良かったんだろうね。この頃から『作っても直せる』楽しさを知り、創作系(プラモとか)から遠ざかったのかも」(男性 クリエイティブディレクター)

・「NHKの番組で、CGで遺跡が再現されるのを見て『こういうことやりたい!』と思ってた。⇒仕事ではやっていませんが、学校で少しだけ3Dアニメーションを勉強する機会があり、繋がってるなーと思いました」(女性 デザイナー)

20代ともなると、こんな早くからパソコンやネットが当たり前な環境に。

・「父の影響で小学校時代からMacに触れてました。毎年年賀状はMacで作るという生意気っぷり。笑」(女性 デザイナー)

・「パソコンが好きだった。⇒流行もの好きな父親のおかげで、小学校1・2年生の時?にはwindowsが我が家へ。子ども用のお絵描きソフトや、映画の編集ができるクリエイティブ系のソフトが特に好きでよく遊んでいました。中でも新聞の誌面を作れるソフト?(うろおぼえ。あくまでも子ども用です)がすごく好きで、よく作っていたような…
その時の楽しさが、今の『情報を整理して誌面にまとめる』という仕事に繋がっているかもしれません」(女性 プロジェクトマネージャー)

・「中学生のときは、ネット世代なので、MSNメッセンジャーとかMySpaceとかしてた。簡素なホームページを作ったりもしてた」(女性 デザイナー)

■一人遊び

・「粘土遊びが好きで、こういう物を作ろう!と思ったら、ひたすら何時間でも出来上がるまでそれに集中してしまう子どもだった。基本的になににおいても一人でじっと自分の世界に没頭しやすい子どもだったので、例えば消しゴムのカスを見てキャラクターを作って、そのあとストーリーを考えてみたりして気付くと2~3時間経っていたり、一人遊びが好きでした・・・(暗)」(プロジェクトマネージャー)

・「読書妄想。何かしらのキャラになりきって登下校するとか、一人遊び。ねくらでした」(男性 ホールディングカンパニー 執行役員)

二人とも、今のコミュニケーション能力の高さは、いつ・どうやって形成されたんでしょうか…?

■オシャレさん

・「部屋の模様替えが好きで、しょっちゅう部屋のレイアウトを変えていました」(女性 デザイナー)

・「幼稚園に行く時に何を着ていくかが決められなくて、毎日タンスの前に座り込んで悩んでいた(親が決める服は嫌だったみたい)→仕事とは関係ないですが、今も服は大好きです」(女性 デザイナー)

・「小学生のくせに季節を先取りしたファッション。まだ激暑い9月に、ファッションは季節の先取りが大事、とか言って、長袖を着て学校に通っていた。そして、仲良しの友達にもそうアドバイス(今考えれば、余計なお世話だ…)」(女性 PR/マーケ担当)

彼女は今、パーソナルスタイリストとしても活躍中!

■こんなもの、集めてました

・「ワッペンを集めてて、旅行イベントに行くたびに買ってキルティングに貼り付けてた」(男性 プロデューサー)

・「そういえば、雑誌の切り抜きをスクラップブックに貼ったりしていました」(女性 ディレクター)

・「解体屋さんで、ラジオとかいろいろ分解して真空管を集めるのが好きだった」(男性 クリエイティブディレクター)

真空管コレクション!! 最初に興味をもったきっかけが気になります!

■好きなモノ・コトいろいろ

まだまだあります。好きなモノ、やってたコトあれこれ。

・「歴史。⇒過去が好きだった。レゴで好きだったのは街でも列車でもSFみたいなやつでもなくて、大きな中世の城や、カリビアンな海賊船だった。過去になにがあって今があるのかを知ることが好きで、将来は考古学者や歴史学者になりたいとか思っていた。歴史という概念が人工的であることが分かった今でも、歴史を編む、ということは尊いものだと思っている」(男性 デザイナー)

・「戦国時代好き。親に懇願して有名武将ゆかりの地を旅したり、本を買ってもらった。ゲームでは『信長の野望』に大ハマリ。出張先ではご当地武将のゆかりの地に行けたらラッキーな感じです」(男性 出版社 取締役/営業部部長)

・「語学が好きだった。⇒言語そのものに興味があった。『アメリカ人は犬を見て“dog”って思うのか…』とか、まず『私は○○します!/何を、どんな…』って語順だってことは考える順序がそうなのか…ってことに衝撃を受けた。発想がそもそも違うんだ、言語がちがうと。暗号解読みたいな気持ちで語学を勉強してた。受験に有利とかインターナショナルに活躍する人になりたいとかは、あんまり思ったことないかも…。
高校でフランス語をやってみたら、英語じゃない、肌に合うのはこっちだ!って思って、英語への情熱がさめたことが今となっては残念です」(女性 デザイナー/アートディレクター)

・「アンディー・ウォーホルが好きだったので、シルクスクリーンに興味を持っていた。⇒留学中に隣でやっていた版画のクラスに入れてもらいました」(女性 デザイナー)

・「ピアノを弾くのが好きで、ずっと弾いてた。とくにうまくなりたいというモチベーションは無くて、弾くのが楽しいだけで、結局5歳から18歳の大学入学まで上達スピード遅いまま継続」(男性 プロデューサー)

・「鉄オタ。⇒ジャンルとしては『撮り鉄』『乗り鉄』です。昔は表立って言えないジャンルでしたが、今はオープンな世の中になって嬉しい。この下積みのお陰で出張時にいろんな鉄道と巡り会えるのが嬉しい。特に水戸岡鋭治さんのデザインされた鉄道(ほぼJR九州)が大好きです」(男性 出版社 取締役/営業部部長)

・「小学校1~3年山形に住んでた頃は特に、学校帰りの道草が楽しかった。⇒学校(本業)よりもそれ以外のところが楽しい」(女性 PR/マーケ担当)

そして今回のアンケート回答では少なかったテレビ派を発見。

・「小さなころからテレビばっかり見ていたけど、それは今でも変わらず。今でも自分の話の元ネタはいつもテレビです」(女性 ディレクター)

■興味をもったポイントの共通点

全く違うモノゴトなのだけど、面白さや気になっていたポイントが共通しているケースが多数みられました。

◎“組み合わせ”を考えるのが好き

・「2歳から短大の最初ぐらいまでエレクトーンを習っていた⇒一定の粒度を持ったものをある視点で組み合わせることや、それによって新しいものを作り出すことが楽しかった⇒マルチタスクなところが面白かった(全身を使った演奏で1人で何役分もこなせる)⇒一方では、グループ演奏分担して1つの曲を演奏するのも楽しかった。
※エレクトーン以降は、バーテンダーのバイトをやったりしていたんだけど、カクテルなんかはまさに、組み合わせのパターンいくつもの文脈を作ったり、あるいは、同じ材料でも量の違いで文脈にあわせて全く異なるものを作ることができるみたいなところ、さらにお客さんの表情とか気分にあわせて、どんなことを感じてもらいたいかとか、一緒に来ている人とどんなコミュニケーションが生まれたら面白そうかなどを企むことで、処方するカクテルを変えるというようなところに面白みを感じていた。
もっというと、IA的に言うとこの、ファセット分類的なところが超面白かった」(女性 PR/マーケ担当)

・「ミニ四駆が好きだった。当時流行っていたこともあって。近所の友達もみんなやってました。タイヤとかベアリングとかシャーシとかモーターとか。いろんなパーツを自由に組み合わせて見た目のかっこ良さや早さを競うのがとてもエキサイティングで夢中になった」(男性 デザイナー/アートディレクター)

・「ぬりえ(特に、頭部&上半身&下半身で切り込みを入れて、全身の組み合わせを変えられるやつ)」(女性 デザイナー)

・「模型をつくるのが好きだった。バイクのプラモとか。マッチ棒やクッキーでミニチュアハウスをつくったりとか。パーツ単体じゃ意味をなさないかたちなのに、組み合わせることでバイクや家とかっていう、意味を成すものになるのが面白い」(女性 PR/マーケ担当)

・「パズルやレゴが好きだった。レゴはかなり大きくなるまでやり続けた。理想の家や間取りを考えるのが好きで、毎回家と住人を設定し、お話を作っていた。組み合わせを考えるのが楽しいし、何度でもバラせて一からやり直せるのも性に合っていた。作ったものを置いておくということにはあまり興味がなかった」(女性 デザイナー)

・「ミサンガ編み達人だった。⇒思い出しました。高校の頃帰国の子たちに教わってハマり、20数本糸を使って途中で分かれたり交差したりするようなすごいのまで作ってた…。色の組み合わせを考えるのが大好きだったし、糸のテンション次第で表情が変わる…とかけっこう細かいところもこだわっていた」(女性 デザイナー/アートディレクター)

◎“関連に気づく”のが楽しい

・「授業とか教科書で、今まで知らなかったことを教わったり、全然べつべつに習ったことがある日関連がある!って知ったりすることがただただ楽しかったし、何かできるようになると『まだまだ手におえないこと』『知らないこと』ばかり増えていく…って思っていた。今も考え方はあんまりかわらない気がする」(女性 デザイナー/アートディレクター)

・「小さい頃から、絵本、マンガ、小説問わずに『本』を読むのが好きでした。物語の中で引用されているものに気づくと、『これ知っている!』とわくわくした。(小さい頃は、そこまではっきりと意識はしていなかったと思いますが。)例えば、『ドラえもん 宇宙小戦争』に出てくる、ジョージ・オーウェル『1984』へのオマージュなど。引用元やモチーフになっているものを追いかけて(掘っていって)、好きなものが増えていくのも楽しかったです。
読んだものや見たものをもとに空想したりすることも好きだったので、『企画する』『編集する』みたいなことに、うっすらと繋がっているのかもしれません」(男性 プロジェクトマネージャー)

“視点を行き来するのが楽しい”という人も。

・「いろんなコトが好き。⇒本、雑誌、ラジオ、映画…。いろんなコトが好きです。ある視点にとどまるよりも、あちら側とこちら側、いろんな視点を行ききして考えることが楽しいようです。ゼネラリストとして、いろんなコンテンツの在り方を探る仕事を楽しめるのは、こういうところがあるからかも」(男性 デザイナー)

◎“情報を整理し直す”ことに熱心

・「ノートまとめが好きだった。⇒『きれいにノートにまとめる』という作業が好きでした(ノート自体も物としてすごく好きでした)。授業の内容をより分かりやすくまとめ直したり、テスト対策用に赤シートで要点が消えるように編集し直したり好きな事柄をまとめたり…。
情報をより見やすく・読みやすく整理するのが好き、というのは今も昔も同じようです。
※小学生の頃は『珍しい名字』が好きで、ネットで調べては専用のノートにまとめていた記憶が……
※子ども、ではないですが大学受験の頃は世界史のノート編集に変な情熱を燃やしていました」(女性 プロジェクトマネージャー)

・「お菓子レシピノートをつくってた。『キューピー3分クッキング』を観ながらメモをとってさらに清書するとか。色鉛筆を使ってイラストを付けて、ぱっと見て『楽しそう』とか『作りたい』とか思えるように書くことに力を入れていた。⇒わかりやすく情報を整理し直すことが好きだった、ということは今の仕事につながっているかも」(女性 PR/マーケ担当)

・「授業のノートをいかにきれいにみやすくとるかに燃えていました。先生の板書をそのまま書くことはせず、情報を整理しなおしてまとめるのが楽しかったです。今思うと、今仕事でやっていることと繋がっていたのかも…」(女性 デザイナー)

◎“イメージ”が浮かぶ

・「妄想。⇒小学校の国語の教科書は、その内容が全て映像として自分の頭の中に映っていて、そこに自分が入って一緒に遊んだり、考えたり、泣いたりしていた。それがとても楽しかった。
これ、非常に今の仕事に影響していると思う」(男性 取締役/プロジェクトマネージャー/認定人間中心設計専門家)

・「音読が得意だった。⇒小学校1年のときからなぜか音読が得意で、つっかえたことがあんまりない。文章が瞬時に音節/文節のかたまりで目に飛び込むので、他の人がなんでつっかえるのか逆に理解できなかったし今もわからない。
小学校上がるまでひらがなの読み書きちゃんとはできなかったのに、不思議」(女性 デザイナー/アートディレクター)

・「『むしばがすっぽん』という話。⇒幼稚園のころ、聞かされた『むしばがすっぽん』という朗読テープの記憶が鮮烈だった。聞いていることばから、ぱーっとはっきりとしたイメージが見える感じ。目の前のものものはもう見てなくて、イメージを見た経験。あまりにもはっきりと見えたので、絵に残そうとして画力が追いつかず挫折。
今、手を動かす前にイメージがぱーっと広がることがあって(おでこのあたりに絵が広がる感じ)それがあるといいものができるしわくわくするんですがあの体験とちょっとだけ似てるなと思います」(女性 アートディレクター)

・「国語の時間に、朗読をするのが好きだった。文章を読むと目の前に情景が浮かんでくるので、登場人物になりきって読んじゃう。それがよかったみたいで先生から褒められてますます好きになっていった。⇒言葉に携わることや、伝え方を考えるという意味で、今の仕事につながっているなと思う」(女性 PR/マーケ担当)

◎“違う世界”に興味?1

・「男の子の遊びに興味があった。⇒二人姉妹なのだけれど、男の子の遊びに興味があった。少年マンガよんだり、ミニ四駆とかラジコンとか。ファミコンとか。とはいえあきっぽいので数回やったら満足するんですが。わたしもそっちの世界をのぞいてみたい、という気持ちだったのかもしれない。(今の自分のスタンスとしても、やったことないことは一回やってみてから考える、ということにしています)」(女性 アートディレクター)

・「犬に追いかけられて泣いたのと同じ時期に、野良犬を飼い馴らしていたという支離滅裂な経験がある。給食のパンを残して与えたり。恐いものみたさというか好奇心に勝てなかったんだと思う。ちなみに名前はジミー」(女性 PR/マーケ担当)

◎“五感”で楽しむ
・「本を読んだり、空想のお話や絵を書いたり、好きでしたね。本の独特の香りも好きでよく嗅いでました」(女性 アートディレクター)

・「雪。⇒実家は東北の田舎で、冬訪れるのは氷点下と雪の日々だった。雪遊びなんてそのうち飽きてしまったけれど、雪の降る日暮れに、ぎしぎしと雪を鳴らして足跡のない道を行くのは、年を重ねても飽きずにいられた。冬になる度、あの道を歩きに帰っている」(男性 デザイナー)

・「ニワトリをだっこするのが好きだった。⇒近所の動物園に行ってニワトリを捕まえてだっこして、とさか(下の方のやつ)を触るのが好きだった。柔らかくてすごく暖かくて気持ちよかった記憶。
用務員室にいくのが好きだった。⇒小学生のとき、用務員のおじさんが親の知り合いだったこともありよく訪ねにいっていた(唯一名前あだ名で呼ばれてた気がする)。用務員室はガサッとした感じがするけど落ち着く、小学生にとって異質な空間だったと思う。金魚のエサやりとかいろいろやらせてもらったなぁ」(女性 ディレクター)

 


●[Special Contents] デザイナーの素 〜今の私を構成する体験〜
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