hirokazu ishino
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hirokazu ishino

「デザインの仕事」と聞いて、何を思い浮かべますか?

絵を描いたり、模型を作ったり、白シャツを着てコーヒー飲みながらメガネ越しに遠くの方を眺めたり……。学生の頃、私 石野はそんなイメージを持っていました。

「デザインという手段」を用いてクライアントの抱える課題を解決する。コンセントの仕事は体験してみないとなかなか想像しづらいんですよね。

と・い・う・わ・け・で・!

9月2日〜6日の5日間、学生を対象にしたインターンシップを実施しました。テーマは“社会人向けの新しい「食」サービスの開発”。コンセントのデザインワークを体験でき、社員の生活スタイルも知れるという(食だけに)一粒で二度おいしいプログラム。今回は8名が参加し、4名×2チーム制のグループワークで進めました。

・Day 1

まずは座学。サービスデザインの考え方と手法について理解してから、最終日に実施するサービス提案までのプロジェクトプランを設計します。

UXデザイナー・大崎さんの講義が受けられるのはコンセントだけ!

・Day 2

続いて調査。社員へのインタビューや恵比寿駅近辺の飲食店フィールドワークなど、社会人の食生活の実態へと迫ります。

「晩ごはんはカレー、ラーメン、トンカツの3択です」。…意外な本音を聞き出せるのがグループインタビューの醍醐味。

・Day 3

調査で集めた情報を統合してターゲットの人物像を設計し、1日の中で食サービスとの接点がどこにあるかを探ります。いよいよ大詰め。

サービスデザインチームとのワークショップ形式で検討を進めます。

・Day 4

プレゼンまであと1日。ターゲットにどんな体験、どんな価値を感じてもらえれば、新しい食サービスとして成立するのか。これまでの成果物を総動員したブレストが続きます。

ディスカッションの果てに、コンセプトが固まっていく。

・Day 5

最終日。20名を超える社員の厳しい目が注がれる中、ついにプレゼンテーション! そうそう、これってコンペ形式なので、インターンシップとはいえきっちり勝敗がつく真剣勝負です。

さてさて、お手並み拝見といきますか。

こ、これは…畑を引いたクルマ? 斬新っ!

弁当モンスター? メモメモっ!

いやー、最近の学生って、プレゼンうまいんですね。しっかりとコンセントのデザイン思考を取り入れた論理展開が印象的でした。正直、5日間でこなせるのか? という密度感のプログラムでしたが、チームワークで乗り切ってくれて、先生感激。インターンシップはこれからも定期的に実施するので、気になったあなた、気軽に申し込んでもらえると嬉しいです。

みんな、最高やで!

※インターンシップ募集の情報は、コンセントのコーポレートサイト内「採用情報」ページにて随時お知らせします(次回は2014年2月の開催を予定)。

【サービスデザインに関するコラム、レポート】
「サービスデザインについてもっと知りたい」という方は、コンセント代表/インフォメーションアーキテクトの長谷川によるコラムや監修をした書籍、海外カンファレンス参加レポートがありますので、ぜひご参照ください。

 

[参考書籍]『THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics – Tools – Cases 領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計』(ビー・エヌ・エヌ新社 刊)

 

[レポート] Service Design Global Conference参加報告
[コラム] サービスデザインとは何か ~デザイン能力はサービスビジネスの不可欠要素に~

 

[サストコ] コンセント世界行脚:Service Design Global Conference in Paris 〜”Cultural Change by Design”

 

[サストコ] コンセント世界行脚:Service Design Global Conference in San Francisco 〜”海を越えてサンフランシスコへ”