2015/08/17 16:10
こんにちはー。旅するパーソナルスタイリスト兼広報の河内です。
お盆休みもあけて、今日からオフィスに戻っている方も多いでしょうか。
さて、今年もコンセントでは浴衣で出社dayを開催しました。
浴衣で出社dayは、読んで字のごとく浴衣で出社する日のことです。
朝から着てきてもいいし、会社に来てから着替えてもいいし、客先訪問などを終えて帰社してから着替えてもいいし、タイミングなどは自由。もちろん、そもそも浴衣を着る、着ないも自由です。
2012年の浴衣で出社day
http://sustoco.concentinc.jp/from-editors/2012/08/yukata-eel/
http://sustoco.concentinc.jp/from-editors/2012/09/wanokoto-iroha/
2013年の浴衣で出社day
http://sustoco.concentinc.jp/from-editors/2013/08/yukata-day/
2014年もやったけれど、記事にするの忘れました(汗)。
今年は、7月6日と7月31日に開催しました。
(もしかしたら8月中にもう一回ぐらいやるかもしれませんが…)
しかも、6日の方はなんと取材が入りました。
和装振興のため、経産省が「きものの日」制定を検討しているというニュースをご覧になった方もいるかと思いますが、これと絡めて、コンセントが毎年開催している、浴衣で出社dayの様子が取材されたのです。この内容は、経産省の方とのインタビューと合わせて紹介され、映像ニュースで配信されていますので、ぜひご覧ください。
日本経済新聞電子版映像ニュース
着物を普段着に 官民、復権へ動く(2015年7月25日)
そもそも、なぜコンセントが浴衣で出社dayをやっているかと言えば、私が浴衣を着たかったから、という私的な動機が一番大きいのですが、ではなぜ浴衣を着たかったかというと、せっかく日本人なのだし、日本のナショナルコスチュームをもっと着てもいいんじゃないかな…と思ったことがきっかけです。
コンセントはカジュアルな服装での出勤が認められています。
「ちょっとそれはさすがにカジュアルすぎるんじゃ…?」と思うこともままあるので、「カジュアルOK」の幅をどう定義するのかはなかなか難しいところだなと、日々思うところですが、まぁ、その話はさておき、Tシャツ、デニム(なんなら短パンも)といったカジュアルがOKなら、同じくカジュアルな浴衣を着てもいいのでは?と思うわけです。
どうせ同じカジュアルなら、Tシャツ+デニムよりも、浴衣の方が華やかですし、見た目にも涼しげで(着ている方としては涼しくないけれど)、会う人に喜ばれることも多くあります。
なによりも、普段あまりやったことがないことを体験すると、新たな発見があったりもします。
着崩れないように気をつけて動こうとすると自然と所作がおしとやかになるな〜と感じたり、タクシーの助手席の背にハンドル(てすり)がついていることに普段は全く気づかなかったけど、帯が潰れないように気をつけて乗ろうとするとそのハンドルがとても便利だな〜と思ったり、電車に乗る時にもホームと電車の隙間が広いとまたぐのがこんなに大変だなんて!と気づいたり。普段の洋服生活ではあまり気にすることがないことが気になったりするわけです。そういうことに気づくチャンスを日常のなかにもつということがデザイナーにとって大切だと考えるのは、そんなにこじつけでもないんじゃないかなぁと思うわけです。
何も考えずあたり前のように毎日洋服を着て出勤しているけれど、そもそも、和服で通勤しちゃいけないって誰が決めたのか?
普通に考えれば洋服よりも和服は動きにくいとか、気にしなければいけないことが多く仕事の邪魔になるため通勤着には向かないとか、いろいろあるとは思います。
でも、自分の日常業務を考えると、PR担当という職業柄(?)、イベント運営などで走りまわったり机の下に潜ったり大荷物を運んだり、外出したり…ということももちろんありますが、どちらかといえば打ち合わせやデスクワークが中心です。パソコン1台あれば多くのことができてしまいますし、原稿チェックなどはむしろ紙とペンがあればよく、いずれにせよ、椅子にかけていることがほとんどです。
そう考えると、多少動きに制約が出てしまう和装であっても、業務への支障はそれほどないようにも感じます。
むしろ、帯があることで背筋が伸び、姿勢よくキリッと仕事できそう。
どちらかといえば機能面よりも、ほとんどの人が洋服を着ている環境では和装が目立ち、相手をびっくりさせてしまう、といったことの方が問題になるのかもしません。
「なんで和服で会社行っちゃいけないの??」と駄々をこねたりするつもりもないですが、「なんとなくそういうもんでしょ?」と思い込んでることって、実はそんなに合理的な意味があるわけでもなかったりするんじゃないのかな…と思ったり。
特にオチのある話ではないのですけど…。
さて、浴衣で出社dayの様子が取材された時のことに話を戻しますが、浴衣はきものよりは着るのが簡単とはいえ、全員が全員自分で着られるわけでもありません。着る機会が少ないと、覚えてもすぐに忘れてしまいますしね。
なので、着付けを手伝ったり、みんなで協力しながら着ました。
気づけば、ヘアスタイリングなんかも始まっていたり…。
それもまた楽しいひとときです。
ちなみに、写真撮り忘れましたが、長谷川さんの着付けは今年の新入社員、工藤くんが手伝ってくれました。
大学時代からよく和装をしているとのことで。
和装に抵抗がない男性が意外と多いんです、コンセントって。
取材はこんな感じで進みました。
取材してくださった記者の女性も浴衣姿で来てくださいました。うっとり。
本社ビルでも1枚。浴衣で出社dayだけど、私は一応広報担当で記者さんたちの対応もあったので、夏きものにしておきました。同じく広報担当のユカリンも、普通の浴衣よりは少しだけカジュアル度を押さえる意味で綿絽の高級浴衣です。
そして、今年2回目の浴衣で出社dayは、7月31日の恵比寿駅前の盆踊り大会に合わせて開催。
コンセント社内では浴衣姿をあまり見かけませんでしたが、グループ会社のフラワーショップkusakanmuriの堀田さんが着てくれていたので、仕事のあと一緒に盆踊りへと繰り出しました。
すごい人出で窒息しそうだったので、2人で「YES, YES EBISU! 」だけ踊って、早々に退散しました。
ちなみに、この恵比寿駅前の盆踊り大会の様子は、コンセントの全天球動画作家、渡邊課が全天球動画として撮影したようで、恵比寿新聞にも掲載されています。
恵比寿新聞|昨日7月31日 第63回 恵比寿駅前盆踊りを全天球360度撮影!?
360度好きな視点で映像を見ることができ、盆踊りに参加していなかった人はもちろん、参加した人でもそのときに見えていたのとは違う視点からの映像が楽しめるものとなっていますので、ぜひ、この動画で日本の夏に浸ってみてください。
ちなみに、夏らしいコンテンツとしてほかにも、渡邊課が花火コンテンツや水中ニーソ(水中でニーハイソックスをはいた女の子を撮影)などがありますので、詳しくは、「どうも、渡邊課長です!」をご覧ください。
そうだ、浴衣、和装、きものといえば、デザイナーのグッチが「きもののインタラクション」という記事を書いていましたので、こちらもよかったらどうぞ。